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「JUNK HEAD」はクリエイティビティ刺激しまくりの強烈な映画! [邦画レビュー]

「JUNK HEAD」監督:堀貴秀
ついに来た!一人○役(不明)、一人で映画をつくってしまった堀貴秀監督の作品がついに劇場公開!

人類は永遠の生命を得る代わりに生殖能力を失って○○年…人類の存続のために、地下深くにうごめく人工生命『マリガン』の探査のため、一人の人間が送り込まれようとしていた。マリガンは過去に反乱を起こし、人間とは生活圏を分けていた。そのため、地下調査はかなりの危険が見込まれたのだが…


ということで見てきました!いやいろいろあって見るのが遅れてしまってヤバかったけど…スゴイ!素晴らしい!作品に仕上がってました!

当ブログで初めてこの「JUNK HEAD」の短編版「JUNK HEAD 1」を紹介したのがなんと2014年!もう7年前ですよ…監督、よく死なずに完成させたね…

gaga.ne.jp


一人でストップモーションアニメをつくる、しかも映画の尺で…気が遠くなります。堀監督の執念に拍手です。

ちなみに映画としては結構破綻してます笑。物語は割と行きあたりばったり感があるし、舞台のスケール感がイマイチ伝わりづらいので、画面に出てくる場所がどう繋がっているのか位置関係がよくわからない。最初の世界観の説明も説明不足だし画面に映る文章だけで説明しているので頭に入ってこない。SF脳がある程度ないと、わからないままに進んでしまうのでチンプンカンプンだと思う。

それでもこの作品がスゴイのは、やっぱりほぼ一人で長編映画の長さのストップモーションアニメを完成させてしまったその執着心が画面に横溢していることにあると思う。つまり堀監督の頭の中にあるイメージをそのまま私たちは見ることが出来るというわけ。大手の企業に出資されたわけでもない、他人にあれこれ言われることもない。画面内の全てに統一感がある。堀監督が『これがいいんだ!』と思うものしか映っていない。それこそがこの作品の凄味だと思うのだ。

「JUNK HEAD」は、とにかく堀監督の『センス・オブ・ワンダー』を楽しみ、慈しみ、称賛する作品。だからビジュアルが気に入らないならば観に行かないほうが良い。でもちょっとでも気になる人なら、必ず観ておくべき作品です!その際には監督自ら編集・デザインしたパンフレットを買ってください!パンフレットで儲かったお金が「JUNK HEAD 2」の資金になるらしいので(!!)。

監督のインタビューが読める記事を紹介しておきます!

screenonline.jp


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