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【tomoart的キカイダー】第五回 ビジンダー [創作文いろいろ]

一回目〈プロット〉はこちら。二回目〈キカイダー〉はこちら。三回目〈ハカイダー〉はこちら。四回目〈MRP隊員〉はこちら

一週間ぶりの【tomoart的キカイダー】。五回目は予告通りビジンダーであります。が、WO(ダブルオー)でもあるという(笑)。そしてバイオレットサザエでもあるwww。元ネタ比でいくと、かなりの部分を背負わされているキャラクターになっちゃいました。

ハカイダーの回で『ハカイダーに思い入れがない』と書きましたが、ビジンダーには思い入れがありますね(木亥火暴)。志穂美悦子かわいかったしカッコ良かったしちょっとエロかったし(笑)。ハカイダーは敵でしたが、ビジンダーは味方になるし。
往年の特撮ファンのマドンナと言えば「ウルトラセブン」の友里アンヌことひし美ゆり子さんが有名ですが、ビジンダー/マリ=志穂美悦子ファンも結構多いはずです。

メディカルセンター勤務という設定上も外見も女性っぽいアンヌ隊員に対し、戦闘用ロボットでキレのいいアクションを見せるマリと、役どころも正反対。もっと注目されていいと思うんだけどなぁ。




bijinder.png


W0(ビジンダー)
チェンジしない。
元はMRP隊員タイプW・バイオレットサザエ。
02とMRP隊員との戦いの中で02に倒されるが、頭部のみの破壊で捕獲されたため、美津子が02のサポート用に予備の部品を使って改造した。

頭部部品を流用した元は、プロジェクトのメインコンピュータの身体として運用されていた最初の試作機、通称0(ゼロ)であり、それもあって改造後の呼び名は0もしくはW0(ダブルゼロもしくはダブルオー)となった。
特に近づく敵をいち早く察知するように、美津子はW0にアンテナ・レーダーを埋め込み、索敵能力を強化した。

美津子が殺される前に、自分の意識の全てをインストールして、ビジンダーとして生まれ変わる。
美津子の記憶、そしてプロジェクトのメインコンピュータの記録を全て備えているため、02の修理なども完全に行える。(逆は無理である。)

人間の意識がシステムを支配する事で感情が芽生え、キカイダーと恋をする。
劇中では機械と化した美津子(W0)に対し、優が「お母さん、生まれ変わってもちゃんと“ビジン”だよ」と呼びかけるだけで、(残念ながら)ビジンダーとは呼ばれない。

to be continue・・・・(残すは01だけなんだが、構想が追いつかない汗)




なんだこれ、ビジンダーフィギュアはどれもプレミアついてんな(笑)

タグ:キカイダー
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【tomoart的キカイダー】第四回 MRP隊員 [創作文いろいろ]

一回目〈プロット〉はこちら。二回目〈キカイダー〉はこちら。三回目〈ハカイダー〉はこちら

また一週間ぶりとなりました【tomoart的キカイダー】。今回は予告通り〈ダークロボット13人衆〉なんですが・・・・どちらかと言うと〈アンドロイドマン〉ぽいですかね(汗)。取りあえず13体ってことで許してください・・・。

シリアスに考えたら、わざわざ一体一体設計を変えてロボット作るなんてあり得ないし、そうすると同じ研究から生まれたキカイダーやハカイダーと同じ設計思想の元に作られているはず。スタイリングは似たものにせざるを得ないと思うんですよねぇ。

今回、パーソナルカラーを付加した事で、割とガチャガチャした色使いになってしまいました。濃紺を外したいところだったんですが、これが機動隊の制服カラーのイメージなんで、設定上入れておきたくて。ハカイダーの黒いところを色換えしたら、それまたかなり派手な色使いですしねぇ・・・・。

て事でこんなバランスになりました。



darkrobot.png

“グレイサイ” “バイオレットサザエ”


MRP隊員 タイプM(男性型) / タイプW(女性型)
MRP用隊員ロボットの試作品。

チェンジしないが、顔部分は02同様に人工皮膚で覆う事が可能であり、人間の中に入っていって任務を遂行する時に無意なトラブルを抑える事ができる。

タイプX同様、02と構造の基本思想が同じ兄弟機。
細かい部品の形状や点数を見直し整理して量産向きにしている。
M/Wとも外装とプログラムの一部が違うだけで、内部構造は全くの同一である。

当初はタイプMのみ12体が製作されたが、鎮圧後の対応に際して女性タイプが有用との声が上がり、急遽タイプWが製作され合計13体となった。
同型のため、識別用のカラーが各所に入り、動物を象ったマークを胸につけ、個別呼称にも使われている。

殺される前の三郎の企みにより、三郎の指令のみを受け入れるようにプログラムされている。
美津子と優そして02を追う。

武装は全て外装。基本装備は警杖と盾だが、一部の機体で装着タイプの個別装備の実験も行われている。
(サイ型やバッファロー型の突撃用衝角、カマキリ型鎌、ゴリラ腕型パワーアームなど。)
元々国内での対人任務を想定していたために、銃など飛び道具の装備は予定されていなかった。(もちろん装備させる事も可能である。)

※ちなみにバッファロー型衝角、ゴリラ型パワーアーム、カマキリ型鎌などをタイプXが装備するとガッタイガーとなる。個別装備が複数付けられるのは、隊員機体より出力や処理能力が高い隊長機タイプXのみ。

to be continue・・・・(次はビジンダーかな・・・)





タグ:キカイダー
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【tomoart的キカイダー】第三回 ハカイダー [創作文いろいろ]

一回目〈プロット〉はこちら。二回目〈キカイダー〉はこちら

一週間ぶりの【tomoart的キカイダー】、やっぱキカイダーと言えばハカイダーと言う人は多いでしょうね。でも実はワタシは、初回放送視聴世代のくせに意外と思い入れがないんですよね。当時のワタシは小学一年生。きっと正義の味方という立場にこそ魅力を感じていたんだと思います。だからキカイダーを倒しにくるハカイダーには感情移入できなかったんだなぁ。

そんなハカイダーですが、tomoartデザインのポイントは 1)ハカイダーらしさと機能性の両立 2)キカイダーとのデザイン上の連動 3)設定上現在の機動隊的ニュアンスの付加・・・・でしょうか。意識し過ぎで地味過ぎなデザインになってしまったかも(汗)。

光明寺博士の脳を入れる事は出来なかったんで(笑)このハカイダーはどちらかと言うとギルハカイダー系になっちゃうのかなぁ・・・・。




hakaider.png

タイプX(ハカイダー)
人間形態なし。

身体の素体はMRP(=Mechanization Riot Police/機械化機動隊)隊長機タイプX。MRP幹部(人間)の命令によって行動するようにプログラムされていた。
02と構造の基本思想を一にする兄弟機ではあるが、機動隊隊長という役割の特性から『人間心理を計算して威圧感を増す』ためと『人間に不用意に危害を与えないようにラバー素材で覆われている』ために二回りほどガッチリした体型をしている。

脳は某国の武器開発組織・ダークに買収され光明寺を監視していた同僚・暗部(くらべ)三郎である。
光明寺と同じチームのNo.2で、光明寺が死ねば自分がリーダーになれるだろうと考えており、カネと名誉に目がくらみ光明寺を殺す実行犯ともなった。
それを気付かれた美津子と優をも殺そうとするが、その事によって未だ挙動が安定しない02に殺されてしまう。
しかしその頭脳を惜しく思ったダークが死体を回収。試験的に脳を取り出しタイプXに搭載する(共生関係)。つまり、厳密に言うとロボットではなくサイボーグに近いと言える。

当初はロボットプログラムが三郎の知識を活用し、ダークの手先として活動するものの、三郎が02に殺された録画を目撃した事を切っ掛けに三郎の意識がXを支配するようになる。
三郎は機械の身体を呪い、02を逆恨みし、ダークの思惑を超えて暴走し始める。
「人だろうがモノだろうが、オレが存在を許さないものは全て破壊する。お前がキカイダーなら、オレは破壊神・ハカイダーだ」と自ら名乗る。基本的な呼称はX。

三郎は趣味のクレー射撃でオリンピック選手候補に名前が挙がるほどの名手だったため、システムの補助も受けてその射撃性能は針の穴をも通す。
MRP専用装備のライアットガン(通称MRP銃)を三郎好みに改造し、専用照準器を付けた“ハカイダーショット”をつくりだす。
左利きだった三郎の意識が支配し始め、途中から左利きになる。

to be continue・・・・(次はいわゆる“ダークロボット13人衆”の予定・・・w)





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【tomoart的キカイダー】第二回 キカイダーのイメージ。 [創作文いろいろ]

前回の続き。
キカイダーデザインのラフを描いてみました・・・が、難しいなぁ。(下の画はクリックで拡大表示します。

取りあえずポイントは 1)納得性がある事 2)弱そうに見える事 3)一応キカイダーにちゃんと見える事・・・・辺りです。特に2番目はワタシ的には萌えポイント(笑)。一見弱そうなのに戦うと強いっていうのがキカイダーらしさじゃないかと。良心回路を持つ事がデザインで体現出来てないとキカイダーじゃない気がしてしまう。(「キカイダー REBOOT」のキカイダーは“不完全”って方に向き過ぎだと思う。)

前回の文中で“圧倒的な攻撃力を誇る02”っていう設定にしたんだけど、デザインしてみたらどこにも攻撃力がありそうもないのがジレンマ。MEIMU氏の「キカイダー02」みたいに、前腕から電磁エンド用のメカが出てくる事は考えたんだけど、画にまとまらなかった(汗)。




kikaider.png


02(キカイダー)
チェンジはしない
左右のつくりは基本的に対称形。右青左赤なのは、同じようなパーツが左右にあるので、間違えないように色分けした。モニタを通して見た時に挙動が観察し易いという意味も。すなわちプロトタイプの証。
左赤側のパネルの幾つかが透明になっているのもプロトタイプとして、内部メカの稼働状況を外部からモニターし易いようになっているため。

顔部分のみ人間と変わらないようになっている。身体は服を来ていれば人間のように見えるが、服を脱ぐと青と赤の素体のまま。戦う時は服を脱ぐ(ロボット刑事K的w)。
顔を守るフードがある(ヘルメット)。
クライマックスの激烈な戦いの中、フルパワー時に発する熱で顔の人工皮膚が破け、素体の顔が現れる(キカイダー顔)。

ナノテクで顔の皮膚は1時間ほどで再生する。
物語の中でAIが育っていき、美津子に恋愛感情を抱く。

動力は(もちろん)バッテリー。なので頻繁に充電が必要・・・・この辺りの設定がきっと物語に役立つに違いない(笑)。

優が「(人に比べて)機械みたいだね。キカイダーって呼んでいい?」と言う。優以外はみんな02(ゼロツー)と呼ぶ。

to be continue・・・かな?(笑)





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【tomoart的キカイダー】第一回「キカイダー」オリジナルプロットを考えてみた(笑) [創作文いろいろ]

一昨日「キカイダー REBOOT」をかなり批判してしまったので対案くらい提示できないかと思い、自分で納得出来るだろうプロットを漫然と考えました。覚書レベルですがお披瀝しときます。キカイダー本体についても少し考えているので、あと何回か紹介するかもしれません・・・・。




日本の集団的自衛権の行使の容認、武器輸出に関する規制緩和が進み、コングロマリットが武器販売に近い事をやっている近未来。機密保持法の施行に伴い、米国から最新武器の供与を受けることも可能となった。
また国内では犯罪の凶暴化への対応やテロ対策の強化が叫ばれる中、警察組織の人手不足もあって機動隊の機械化プロジェクトが始動する。

そういった経緯から米国から最新鋭の機械歩兵(通称01)を提供してもらい、それを日本の技術で改良を重ね、日本の機動隊に導入出来る仕様のロボットへと作り替えていった。

一方機械歩兵のオペレーティングシステムをプログラミングするチームのリーダー・光明寺信彦はその天才的な能力もあり、中東で敵対する某2国から目をつけられる。両国から強力に武器開発への協力を求められるも固辞。しかしそれによって相手国に頭脳流出が起こるのではないかと恐れた国に命を狙われる事になる。

光明寺は、ロボット工学博士でプロジェクトでは同僚でもある愛する妻・美津子と息子・優(まさる)を守るため、密かに独自のプログラミングを開発する。それは自立して判断を行い事の善悪を判断し、何より美津子と優の身を守る事を最優先する、通称『ジェミニ・プログラム』。

そしてそれをインストールするのは機動隊仕様のロボットではない。技術供与の代償として米軍へと渡される改良型の機械歩兵、そのプロトタイプ(通称02)であった。圧倒的な攻撃力を誇る02を妻と息子のボディガードにするのだ!

しかし業務時間外を中心に行う開発は遅々として進まず、その間に状況は切迫の度合いを増していく。何度も最新版ジェミニを再インストールしバグフィックスを重ねる光明寺。ついにプログラミングが完璧になりディスクにコピー、02にインストールをしようとしたその時、暗殺者に殺されてしまう!

インストールする時間が残されていない事を悟った光明寺は、バグの残る02を起動。薄れゆく意識の中で02へと最後の命令を伝える。
「美津子と優を救え。それがお前の使命だ・・・・」

to be continue
(明日ってわけにはいかないっす笑)
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【勝手にガンダム考察】第三回:ガンダム大気圏突入用装置配備 [創作文いろいろ]

gundam_daiba3.jpg遂に最終回w

ところで第一回で、『本に影響されて書いたんじゃない』と書きましたが、じゃあなんで今更モビルスーツ考なんぞ書いたのかというと、オラタコの時に書いた架空兵器考察が発端ですかね。スコタコも番組設定的には一眼でモノを見てるって事になってますが、キリコたちパイロットは二眼のゴーグル越しに見てるのがおかしくて。それでワタシ的にはああいう設定を導入したんですよね。
で、振り返って一眼ロボットの雄、ザクはどうなんだと。ガンダムは二眼どころかトサカにサブカメラまで積んでるってのに、ザクにはどう見てもぎらりと光る一ツ目しかないじゃん!じゃあどういうシステムなんだろう?ってトコが発端。考え出すと切りがないんですよねぇ、こういう事はw

じゃ、本題w

『ガンダム大気圏突入用装置配備』
ガンダムの大気圏突入能力に関しては当初、軍上層部から要望が来た際にはエンジニアの間で失笑が起こったとされる。それは無論、オーバースペックにも限度があろうというエンジニアの分別だった訳だが、軍上層部の考える“V作戦”とは、一年戦争を舞台にした兵器開発競争において、ジオンなどというコロニー小国に対して大幅な遅れを取ってしまった為に、ずたずたにされた自らのプライドを再び取り戻す為のショーケースという意味合いがあったようだ。

エンジニアたちはその要求に対し、二つの選択肢を検討した。一つは耐熱シート。そしてもう一つは耐熱エアーを放出する事で形成する耐熱フィールド。最終的にはその二つのどちら共が却下された。それらでは、大気圏突入という極限状態を切り抜けるには不十分とされたからである。エンジニアたちはその二つの方式を検討していたチームを融合させ、最終的にミックスした形での提案を行い、採用された。つまり、まず形状記憶樹脂製(高温にさらされるとバルーン状に展開する)耐熱シートによってガンダムを被い、その中に耐熱エアーを放出し続ける事で摩擦熱から機体を守ろうとしたのである。またその際、最も衝撃に対して弱い部分である各部関節は、空気抵抗を抑えたポーズで完全ロックがかかるように設計された。

シミュレーション上はそれによって大気圏突入は可能となったが、エンジニアたちはもちろん、軍上層部の誰もが実際に使う事はなかろうと考えていた。なので試作された耐熱シートは実際にはガンダム本機には搭載されなかったのである。
ところがかの勇名を馳せた一年戦争のヒーロー、アムロ・レイ少尉は、0079年当時、未だ民間人待遇であったにもかかわらずガンダム単体での大気圏突入を余儀なくされた。前出の通り耐熱シートは搭載されていなかったので、それは不可能なはずであった。しかし、アムロ少尉は耐熱シートの代わりに手持ちの対弾シールドを使い、実際には耐熱エアーの放出のみで大気圏突入を成し遂げたのである。この事実が開発チームのエンジニアたちに与えたインパクトは凄まじく、彼らの中では撃墜数以上の“アムロ伝説”となっている。

シミュレーションではこのような事は不可能であったのにそれを可能足らしめたのは、あり得ないような偶然の重なりであった。ガンダムの装備していたシールドの微妙な曲線が、ちょうど航空機のリフティングボディのような効果を与え、急激な落下速度の上昇をわずかながら抑えた事で、温度上昇の低減に繋がった事。シールド端の裏側に“返し”がついていた為に、放出された耐熱エアーがガンダムボディの周囲にある程度滞留し、拡散するのを抑えた事。そしてもちろん、ガンダム本体と同様、シールドも堅牢さに優れた希少(=高価)なガンダリウム合金製であった事だ。
これらのシールドの特長がもたらした恩恵は全くの偶然であり、シールド形状等の決定にはあくまで対弾性その他盾に必要な機能しか考慮されていないのは当然である。また、その直前にガンダムは対モビルスーツ戦を行っており、アムロ・レイ少尉が既にその段階でシールドへの被弾を最小限に抑えていた事が有利に働いた事は言うまでもない。

この伝説には続きがあり、数年後にガンダム開発チームのほとんどが携わったと言われる可変モビルスーツ開発で再度、大気圏突入能力を付与する事を求められた時、エンジニアたちがいの一番に決めたのは、WR形態での大気圏突入時に最も負荷のかかる機種部分に、MS時のシールドを配置する事であった。

そう、その機体こそグリプス戦役で多大な戦果を挙げた機体、“Zガンダム”である。

この項終わり


・・・・また思いついたら続きがあるかもw


耐熱フィルムを用いた大気圏突入シーンを堪能したい方にw

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【勝手にガンダム考察】第二回:脚内融合炉レイアウト [創作文いろいろ]

gundam_daiba2.jpg昨日から始まった「勝手にガンダム考察」。二回目はモビルスーツの脚のデザインについてです。しかしtomoartは、公式設定と言うものをマトモに見た事がないので、すねの中に補助動力炉が入ってるっていう設定があったかどうかも定かじゃないんですけどね(爆)。まぁ、それ位ユルい感じの文章って事でw その辺りの感じは、堅めな文章のくせしてモビルスーツを形式番号で呼んでないところにも表れてるかも!?

『脚内融合炉レイアウト』
ガンダムの補助融合炉は、両肩(胴体の腕付け根部分)と、いわゆるふくらはぎ部分の合計4ヶ所に配置された。

ふくらはぎに配置された補助炉は当初、もも部分にレイアウトする事を想定されていた。それは当然ながら慣性の法則により、重い物体は胴体に近い方が姿勢制御の際、エネルギー・ロスが少ないからである。
しかしシミュレーションの結果、宇宙空間での運用に於いては想定通りながら、一旦地上に降りた場合には重量物が上方に集まり過ぎる為に重心が非常に高くなり、重力下での歩行に際し余りにもセンシティブな制御を要求したため断念された。逆にすねの下方(足首側)への配置は、重量物が四肢先端付近となり、俊敏な行動の妨げになる事、それ故に関節駆動用のモーターへの負荷が高くなる事などを考慮し、ウェルバランスを探った結果、ふくらはぎ部分に落ち着いたと言われる。

ザク以下ジオン系のモビルスーツ(MS)では一様に足首側に配置されているが、これはコロニー国家ジオンにとって開戦前から想定していた地球降下作戦を考えた時、重力下(特に1G)での運用試験が難しい状況でのMS開発でもあり、地球での運用に配慮した結果だと言われる。また融合炉開発という基礎技術に関しては、やはり連邦に一日の長があり、ジオンの補助炉は連邦のそれに比して一回り大型で重かった。それゆえ重心の問題がより顕著になり、ももへの搭載が不可能だったとも言われる。
いずれにしてもその結果、ジオン系MSは戦闘中の一瞬の回避行動などに俊敏さを欠き、GMを含むガンダム系モビルスーツに後塵を拝する結果となったようだ。

ちなみに赤い彗星と呼ばれたジオンのエースパイロット・シャア・アズナブル少佐は、重量物が中心から離れた部分に配置されている欠点を逆に生かし、AMBAC(アンバック)と呼ばれる機体制御技術(当時は懐疑的に見られる部分もあった)を最大限に生かす事で欠点を利点に変えたのである。シャア少佐はAMBACによる敵弾頭からの回避行動に有利な機体角度(敵機体に対してやや斜め)を保つ事に長けていた。従来MS運用では一般的だった敵機体に正対しての戦闘(射撃制御に有利だった)に比して、その回避行動の正確さは3倍以上であったといわれる。

尚、以降のモビルスーツ開発では、装備の肥大化(特に上半身)が進んでいく事もあり、重力下での歩行の際の重心問題が解決される事はなかった。またAMBAC技術の重要性の高まりもあり、連邦系のモビルスーツでも足首側への補助炉搭載機などが出現してゆく。

この項終わり


さて、最終回の明日は、「ガンダムの大気圏突入能力について」ですよw


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【勝手にガンダム考察】第一回:ガンダムの双眼・ザクの隻眼 [創作文いろいろ]

gundam_daiba1.jpgはいw 突然始まった【勝手にガンダム考察】シリーズです。これはなんて事ないアニメロボットのデザインに必然性を後付けする行為。まぁ言葉遊びのレベルです。今年、竹書房から「ガンダム最強伝説」「モビルスーツ開発秘録」という架空兵器開発史といった文庫本が発売になり、読んだ方も多いと思いますが、この駄文はあれの以前に書きためてたモノ。もしかしたら同じような話が出てるかも、と思って、恐る恐る読んでみたら、本の方はこんなトコまで踏み込んだ内容じゃなかった(爆)。広く浅くてちょっと肩透かしだったな。まぁ、設定画も出てるから、モビルスーツ百科的な使い方は出来るだろうけど。

という事で一旦発表しちまうかという事でw(映画の面白い話題も最近なんか少ないし)興味のある方はお付き合いください。以下の文はワタシが独自に考えたものではありますが、もし酷似した内容の文章があったら教えてください。四半世紀のガンダムの歴史の中で、みんなが同じような事考えてるんじゃないかという気もするんですよねぇ・・・。

一応三回連載予定でw一日一本掲載していきます。明日のお題は『ガンダムのふくらはぎについて』といった話の予定。

『ガンダムの双眼・ザクの隻眼』
ガンダムの目、カメラアイは一対=2つある。しかしザク以下、ジオン公国のモビルスーツ(以下MS)は単眼である。単眼では通常、遠近情報が取得出来ないはずだ。
しかしジオンでは、レンズのフォーカスの状態からコンピュータが対象物との距離を演算し、その情報を3Dモニタを介して擬似的に遠近感を搭乗者に伝えるシステムが発達した。MS搭載サイズ(直径5〜60cmにも及ぶ)の高精度なレンズ群の生産能力に限りがあったジオンのMS生産設備の中で、単眼=モノアイで遠近感を伝え得るシステムはMS量産に於いて、一面では非常に貢献したと言われる。

一年戦争時、地球連邦軍は拿捕したザクをコンピュータのソフト面も含めとことん研究し尽くした。3Dモニタなどのハードは問題なく取り入れる事が出来たものの、このモノアイシステムだけは再現しても、反応レベルが実用にならない、低調な結果に終始したと言われる。
また連邦MS開発に際し、モノアイが作る疑似的なものではなく、二つのレンズ群=ツインアイを使った本物の遠近感の方が、MS操縦に習熟していないパイロットにとって操縦し易かった。それ故に、外見からもわかるガンダムだけでなく、それ以外の連邦MS(ガンキャノンやGM)も、外見上はメインカメラ部分が一つに見えるがその内部はツインアイとなっている。
開戦の段階からMSの熟練パイロットが多かった為にモノアイシステムを苦にしなかったジオンに対して、アマチュアでも馴染みやすいツインアイシステムを採用した事は、一年戦争に於いてジオンMSに対する連邦MSの一番のアドバンテージだったと言えるかもしれない。戦争末期、ジオンのMSの方がゲルググを始め純粋な能力としては高いにも関わらず、それらに搭乗した学徒動員“アマチュア”パイロットたちのほとんどが、急造量産MSのそしりを免れぬGMに蹴散らされて宙の藻屑と消えた理由の一端は、モノアイとツインアイの敷居の高さの差も大きかったのだ。

その後も伝統的に連邦系MSはツインアイを採用して行くわけだが、ジオン系のモノアイシステムも最終的にはツインアイと遜色ない遠近感を獲得するに至り、グリプス戦役以降の混濁としたMS開発に繋がったと言われる。

但し、ツインアイ信者のエンジニアからは、ガンダム系の操縦者からこそ多数のエースパイロットが排出されている事実をして、あくまでツインアイの性能が上だとする者も未だ多い。一方、ジオンパイロットの中にはモノアイシステムに習熟し過ぎてツインアイの作りだす遠近感に逆に違和感を感じるものもおり、それゆえ元々はツインアイにも関わらず、わざわざモノアイに換装された機種も一部存在したと言われる。(ガンダム→ケンプファー、ガンダム→リック・ディアスなど参照)。

いずれにしても一年戦争の勝敗を分けた理由の中に、間違いなくモノアイとツインアイというMSの規格の差もあったという事である。

この項終わり


もちろん非公認の文章ですのでお間違いのないようにw


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