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20周年555(ファイズ)は、やや雑な出来…でもやられちゃった笑。 [邦画レビュー]

「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」(監督:田崎竜太)
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観れないかな、と思っていたが何とか鑑賞。『Vシネクスト』ということで、オリジナルビデオ作品を限定上映する、最近のアニメ作品(「ガンダムオリジン」とか「リメイクヤマト」式)に似た発表形態。

TV版の完全な続編ということですが、私はテレビシリーズとその後のパラレル世界の映画版をリアタイ視聴はしたものの、その後特に復習もせずに鑑賞した形になります。でも当時は結構555は好きな作品でしたね。555は平成ライダー4作目。前年が龍騎で翌年がブレイドでした。

上映時間が65分と映画としては中途半端に短く、観た感じ制作費もかなりコンパクトそう。それでも磐梯さんのご要望もあるのでしょう、新しいファイズやカイザ、そして新ライダーのミューズ(なぜ666?笑)や新オルフェノクなど新しいスーツを作る必要があり、その他の制作費はかな〜りキツかったことが想像できます。お陰で細かい表現がとにかくチープ…仕方ないことですが。

ただ私がそれより気になったのは脚本の酷さ。短い尺でいろいろ盛り込むのは大変だと思いますが、それにしても(短いからこそ)背骨が通った話にして欲しかった。巧(半田健人)の心の揺れの描写は納得性がなかったし、胡桃玲菜(福田ルミカ)の扱いも雑。

演出に関してもナゾなところが多かった。胡桃隊長は何が恥ずかしかったのか。草加(村上幸平)と真理(芳賀優里亜)のキス未遂のベタさ加減。巧と真理の✕✕シーンも、一体何考えて演出してるのか。何となく「ライダーだから」っていうお約束みたいなものが見え隠れしている。20年前の作品の続編を劇場まで観に来るのなんて大人しかいない。制作費がないのは仕方ないけど、もう少し大人が観た時に恥ずかしくないものにして欲しかった。

かように作品としては三流な出来だったが…結局最後に巧が装着するアレとか、最後のオートバジンとかにメチャクチャ気持ちを持ってかれて感動しちゃいました汗。そこだけなんだけどさ、まぁ時間も短いからそれだけでなんか納得しちゃうというか。でも制作側はこれで納得して欲しくないよなぁ…


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