カプリコン・1 [洋画レビュー]
「カプリコン・1」（監督：ピーター・ハイアムズ）有人火星探査宇宙船カプリコン・１が間もなく打ち上げられるため、宇宙飛行士3人（ジェームズ・ブローリン、サム・ウォーターストーン、O・J・シンプソン）がカプリコン・１に乗り込んでいた。ところが打ち上げ間もなくというところで秘密裏に宇宙船から引きずり出されてしまう。自らが乗り込まないままに火星に向けて発射されたカプリコン・１を見送った彼らは、この計画の責任者である博士（ハル・ホルブルック）から説明を受ける。何とカプリコン・１の生命維持装置は欠陥品で、あのまま搭乗していれば3人は死んでいたと言うのだ。しかし莫大な経費を投下されているカプリコン・１の失敗は宇宙計画に引導を渡す事になりかねない。彼らは地球上で火星に到着したかのような演技をし、彼ら以外の全ての人間を騙すという壮大な計画への参加を余儀なくされる。家族の命を人質に取られ、拒否出来ない状況で・・・・。
これまた超有名作でSFファンの間では語り草の作品だが、なかなか見る機会がなく放置していたのが、先日テレビで久しぶりに放送していたので見た。1977年の作品なので今の目で見ると確かに牧歌的な感もなくはないが、それでもやはり面白い！
色々な騙しのテクニックを駆使して、あたかも火星に行っているかのように見せるところや、それを見破らんとする記者（エリオット・グールド）の推理劇、そして合間に挟まれるアクションなど、様々な要素が絡み合っている。
今の目で見てもなかなかリアルな感じに作られているのだが、一つだけ残念なシーンが。地球の家族と火星の間で交わされるテレビ電話のシーンが、タイムラグがほとんどなく会話が成立してしまっているのだ。これは演出上の都合でやってしまったのだと思うが、このシーンだけは今となっては苦笑するしかない。当時はそれほど違和感なかったのかなぁ。
オリジナルは129分ということなのでかなり端折られていると思うが、それでも見られて良かった。また吹替も、映画のテレビ放送華やかな時代の吹替で、懐かしい響きの声優さんたちの声が聴けてとても嬉しかったな。
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- 出版社/メーカー: 東北新社
- メディア: DVD
超有名作なんですか？！
知らなかった・・・まだ見たこと無いです
by み〜ちゃん (2010-12-19 14:04)
自分にとっても、大好きなSF作品。印象的なシーンが山ほどある作品。
もちろん、主役ブルベイカーの声は広川太一郎で！
by 意匠太郎 (2010-12-19 16:16)
＞み〜ちゃんさん
nice!&コメントありがとうございます。まぁ、30年以上前の話ですからねぇ。でもポリティカル・スリラーとしての側面もあって、なかなか面白いですから、機会があったらぜひご覧くださいw
＞意匠太郎さん
そうそう、広川太一郎、中田浩二っていう主役二人の声がまた渋い！しびれるよなぁ。
by tomoart (2010-12-19 17:53)
こんにちは。
懐かしいですね！この機会にレンタルで復習しようと思うのですが、最近、レンタルしてない過去の名作も多いんですよね・・・。（泣；）
by Yakoha (2010-12-21 00:14)
＞Yakohaさん
nice!&コメントありがとうございます。そうですね、発売されるタイトルが多過ぎるんでしょうねぇ。店によってはタイトルを言うと裏から出してくれるところもあるらしいですが・・・・。
by tomoart (2010-12-21 07:40)