GAMER [洋画レビュー]
「GAMER」(監督:マーク・ネヴェルダイン/ブライアン・テイラー)
2034年、人間の脳にナノマシンを植え付け、PC上のアバターのように別の人間を“プレイ”出来るようになった未来。死刑を待つ囚人をプレイして、本物の戦闘を行うアクションゲーム『スレイヤー』がTV中継されていた。その飛び散る本物の手足、血の迫力で大人気の番組の現在のヒーローは通称ケーブルと呼ばれているジョン・ティルマン(ジェラルド・バトラー)。33回のバトルを生き残れば特赦が与えられる『スレイヤー』ゲームの中で、いよいよ30回を生き延びて来ていた。彼は誰かにはめられて殺人の汚名を着せられ、愛する妻(アンバー・ヴァレッタ)と娘と引き裂かれていたのだ。
ハードな内容・描写である。首は飛ぶわ血は飛び散るわで、ダメな人にはキツいだろう。ワタシも強い方ではないが、ホラーみたいにあからさまに見せたりするわけではないのが助けになったか、大丈夫だった。
血塗れアクションというとバカ映画っぽいが、設定の複雑さもあって今作は結構頭も使う。生身の人間をプレイするゲームなんてよく考えたもんだ。まぁ「マトリックス」シリーズや「アヴァロン」もそうだが、映画でヴァーチャルリアリティを追求すれば自ずと今作のような見えがかりになっていくわけで、ある意味逆手に取った設定だとも言えるかも。
中盤、その設定を捨て去るかとも思えるが、ちゃんとクライマックスにその設定が生かされているのが素晴らしいw
ジェラルド・バトラーは「300<スリーハンドレッド>」や「べオウルフ/呪われし勇者」でもアクションに挑んでいたが、今作が一番悩めるヒーローになっていて、感情移入を誘う。この人、もう50歳位かと思ってたんだけど、まだ41歳だって!!これならまだまだ肉体系としての活躍も期待出来そうだ。
もう一人のヒーローとも言える、ケーブルをプレイするゲーマー、サイモン役のローガン・ラーマン(「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」)だが、今回はあんまり見せ場がないw ラストにちょっと絡んで来るのだが、さすがにジェラルド・バトラーの迫力に圧されて輝くまでには至らず残念。
とは言え、今作はどう見てもジェラルド・バトラーの映画。彼に感情移入して、彼の活躍に一喜一憂するのが正しい見方だろう。ガジェッター的に見るべきものが全くないのがやや残念だし、アクション映画としてもやや凡庸な作りだが、設定の斬新さも含めて楽しめればそれなりの満足感も得られると思う。
監督二人はこの「アドレナリン」シリーズの監督だそうです。見た事ないけど・・・・。
2034年、人間の脳にナノマシンを植え付け、PC上のアバターのように別の人間を“プレイ”出来るようになった未来。死刑を待つ囚人をプレイして、本物の戦闘を行うアクションゲーム『スレイヤー』がTV中継されていた。その飛び散る本物の手足、血の迫力で大人気の番組の現在のヒーローは通称ケーブルと呼ばれているジョン・ティルマン(ジェラルド・バトラー)。33回のバトルを生き残れば特赦が与えられる『スレイヤー』ゲームの中で、いよいよ30回を生き延びて来ていた。彼は誰かにはめられて殺人の汚名を着せられ、愛する妻(アンバー・ヴァレッタ)と娘と引き裂かれていたのだ。
ハードな内容・描写である。首は飛ぶわ血は飛び散るわで、ダメな人にはキツいだろう。ワタシも強い方ではないが、ホラーみたいにあからさまに見せたりするわけではないのが助けになったか、大丈夫だった。
血塗れアクションというとバカ映画っぽいが、設定の複雑さもあって今作は結構頭も使う。生身の人間をプレイするゲームなんてよく考えたもんだ。まぁ「マトリックス」シリーズや「アヴァロン」もそうだが、映画でヴァーチャルリアリティを追求すれば自ずと今作のような見えがかりになっていくわけで、ある意味逆手に取った設定だとも言えるかも。
中盤、その設定を捨て去るかとも思えるが、ちゃんとクライマックスにその設定が生かされているのが素晴らしいw
ジェラルド・バトラーは「300<スリーハンドレッド>」や「べオウルフ/呪われし勇者」でもアクションに挑んでいたが、今作が一番悩めるヒーローになっていて、感情移入を誘う。この人、もう50歳位かと思ってたんだけど、まだ41歳だって!!これならまだまだ肉体系としての活躍も期待出来そうだ。
もう一人のヒーローとも言える、ケーブルをプレイするゲーマー、サイモン役のローガン・ラーマン(「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」)だが、今回はあんまり見せ場がないw ラストにちょっと絡んで来るのだが、さすがにジェラルド・バトラーの迫力に圧されて輝くまでには至らず残念。
とは言え、今作はどう見てもジェラルド・バトラーの映画。彼に感情移入して、彼の活躍に一喜一憂するのが正しい見方だろう。ガジェッター的に見るべきものが全くないのがやや残念だし、アクション映画としてもやや凡庸な作りだが、設定の斬新さも含めて楽しめればそれなりの満足感も得られると思う。
監督二人はこの「アドレナリン」シリーズの監督だそうです。見た事ないけど・・・・。
アドレナリンは見ました!
まぁまぁ。
マトリックス的(バーチャルリアリティー?)な話が最近増えて来ましたね。
トロンもそうだし。
コンピューター内部で、なりたい自分になれる!?
夢のような話ですが、問題も沢山ありそう。
今度こちらの作品、チェックしてみますねー!
by ウォンカスキー (2010-12-19 06:51)
>ウォンカスキーさん
nice!&コメントありがとうございます。気に入るかどうかは分かんないけど、題材的には確かにウォンカスキーさん向けっぽいなぁ。まぁ多分DVDがすぐ出るだろうからwチェックしてみてね。
by tomoart (2010-12-19 13:06)
「マトリックス」
「300<スリーハンドレッド>」
「べオウルフ/呪われし勇者」
は映画館で見ましたが
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
は見そびれたけど見たかった映画です
by み〜ちゃん (2010-12-19 14:07)
>み〜ちゃんさん
nice!&コメントありがとうございます。み〜ちゃんさんも結構観てますね〜w素晴らしい!「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」は、内容の割にはアッサリしたデキだったんでw残念ながら続編製作もちょっと厳しそうですし、無理しなくてもいいかも(汗)。詳細はレビュー済みです。
http://tomoart.blog.so-net.ne.jp/2010-03-15
by tomoart (2010-12-19 17:56)