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栗本薫、堕つ!・・・・日本SF、一時代の終焉か。 [ひとり言]

617YTY2ZXNL._SS500_.jpg.jpeg彼女の作品のファンではないんですが・・・・合掌。
(まんたんウェブ) - 毎日jp(毎日新聞)
訃報:栗本薫さん56歳=作家 世界最長の「グイン・サーガ」は未完に


彼女の作品でワタシが読んだのは「グイン・サーガ」1巻〜16巻くらいまででしたか。当時は確か、まだ30巻程度が出ている時だったと思うのですが、馴染めずに途中で挫折したんですね。はい、その程度です。
ただ、中島梓名義での評論・エッセイは、確か鶴版スターログに何度も出ていたと記憶しています。彼女の活力のある文体は非常に目だつのでw記憶に残ってるんです。
だいたいSF作家なんてのは、あまり自分が出て行くのを好まない、地味な人が多いのですが(暴論?)彼女は自称“あとがき作家”と言ってただけあって、自らが積極的に前に出て行く希有な人でした。だから印象に残りやすいんだと思います。

また、「グイン・サーガ」を始めとする数々の作品のカバーイラストに、ワタシが大ファンだった天野喜孝氏を起用。二人のコラボレーションから数々のイラストレーションが生まれた事も彼女を身近に感じる一因かとも思います。(上の1巻はスタジオぬえの加藤直之氏)

異論はたくさんあると思いますが、彼女の存在感は日本SF作家の中でも大きかったと思いますし、SF・ファンタジー小説と言うジャンル自体が様々に拡散してつかみ所のないものになりつつある昨今、彼女の死は日本SFの、大きな曲がり角に思えてなりません。

合掌。


天野氏の初画集。栗本氏が序文を寄せています。『ホメ殺しか!?(爆)』と思うくらい、天野氏のイラストの魅力を熱く語っておりますw
天野喜孝画集 魔天

天野喜孝画集 魔天

  • 作者: 天野 喜孝
  • 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
  • 発売日: 1984/12
  • メディア: ペーパーバック

タグ:栗本薫
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コメント 2

パンダ親父

彼女自身のファンではないが、グインの挿絵は何回も描き手が変わったけど、
その都度、第一人者だったので、平積みしてある本だけは眺めてました。

何冊か読んだけど、ダメだったなあ。
by パンダ親父 (2009-05-28 02:02) 

tomoart

>パンダ親父さん
ども。こちらにも出張いただいて恐縮ですw
やっぱだめだったんだ。栗本薫はやっぱりクセがあるのかね。
ワタシは「グイン・サーガ」は群像劇で年代記的な作品だから、どうも感情移入出来なかったんだよなぁ。だいたい頭が悪いと状況が把握出来ないんだよ、壮大過ぎて(笑)。
by tomoart (2009-05-29 06:15) 

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