ライラック・ホテルの怪事件 [小説レビュー]
「ライラック・ホテルの怪事件」(キャロリン・キーン) ※創元推理文庫
少女探偵ナンシー・ドルー第4弾。
ナンシーは友人のヘレンと共に、共通の友人であるエミリーが新たにオープンさせる〈ライラック・ホテル〉に招待される。しかしオープン間近のホテルでは、幽霊が出るという噂が立って従業員が一人辞めてしまったり、ライラックの樹が盗まれたり、レコードが勝手に鳴り出したりと、不可解な出来事が起きていた。
一方ナンシー宅に泥棒が入ったと思えば、街にはナンシーの偽物が出没してナンシーの評判を落とす。
いったいどんな陰謀が進行しているのか、ナンシーは捜査に乗り出す・・・・。
4巻目にして勧善懲悪の図式が若干崩れ、犯人っぽい人数が多少増えたのでミステリらしくなりましたw でもライトノベルなのは相変わらず1〜3巻と同様で、それ以上でも以下でもありません。
ただ、今回はいかにも関連のなさそうな事件が複数起きている事で、若干モリモリな印象。ページ数もない中で、当然ながら全ての事件が最終的には集束して行くので、クライマックスにだいぶ無理が生じています。ネタばらしなしでは説明もし辛いのですが、この事件がこんな壮大な計画に繋がってるのかよ?とか、ふたを空けてみればイタズラしただけ的なオチも一部あり、意欲作な割には今イチ腑に落ちない感じで終わっちゃうんですよねぇ・・・・。
魅力である、在りし日のアメリカン・ライフやら、ナンシーはじめ善玉登場人物たちのキャラクター、といった要素は前作までと同様ですから、もうこの辺りに惹かれた方たちは読むしかないでしょ!という感じですが、このシリーズを最初に読むなら今作は避けた方がいいかもなぁ。
それにしてもこのシリーズ、ウィキに全く載ってない(汗)。盛り上がりが感じられないんだけど、どこまで刊行されるかだんだん心配になって来た(爆)。
少女探偵ナンシー・ドルー第4弾。
ナンシーは友人のヘレンと共に、共通の友人であるエミリーが新たにオープンさせる〈ライラック・ホテル〉に招待される。しかしオープン間近のホテルでは、幽霊が出るという噂が立って従業員が一人辞めてしまったり、ライラックの樹が盗まれたり、レコードが勝手に鳴り出したりと、不可解な出来事が起きていた。
一方ナンシー宅に泥棒が入ったと思えば、街にはナンシーの偽物が出没してナンシーの評判を落とす。
いったいどんな陰謀が進行しているのか、ナンシーは捜査に乗り出す・・・・。
4巻目にして勧善懲悪の図式が若干崩れ、犯人っぽい人数が多少増えたのでミステリらしくなりましたw でもライトノベルなのは相変わらず1〜3巻と同様で、それ以上でも以下でもありません。
ただ、今回はいかにも関連のなさそうな事件が複数起きている事で、若干モリモリな印象。ページ数もない中で、当然ながら全ての事件が最終的には集束して行くので、クライマックスにだいぶ無理が生じています。ネタばらしなしでは説明もし辛いのですが、この事件がこんな壮大な計画に繋がってるのかよ?とか、ふたを空けてみればイタズラしただけ的なオチも一部あり、意欲作な割には今イチ腑に落ちない感じで終わっちゃうんですよねぇ・・・・。
魅力である、在りし日のアメリカン・ライフやら、ナンシーはじめ善玉登場人物たちのキャラクター、といった要素は前作までと同様ですから、もうこの辺りに惹かれた方たちは読むしかないでしょ!という感じですが、このシリーズを最初に読むなら今作は避けた方がいいかもなぁ。
それにしてもこのシリーズ、ウィキに全く載ってない(汗)。盛り上がりが感じられないんだけど、どこまで刊行されるかだんだん心配になって来た(爆)。
ライラック・ホテルの怪事件―ナンシー・ドルーミステリ〈4〉 (創元推理文庫)
- 作者: キャロリン キーン
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2008/11
- メディア: 文庫
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