ジュラシック・パークIII [洋画レビュー]
「ジュラシック・パークIII」(監督:ジョー・ジョンストン)
「ジュラシック・パーク」一作目で、やっとの事で恐竜の島から脱出したアラン・グラント(サム・ニール)だったが、息子(トレヴァー・モーガン)を探しに島に行く母親(ティア・レオーニ)とその夫(ウィリアム・H・メイシー)に騙されるようにして舞い戻ってくるハメに。とにかく生き延びようと奮闘するグラントだったが、ヴェロキラプトルに囲まれてピンチに。しかしそれを救ってくれたのは他ならぬその息子・エリックだった・・・・。
「ジュラシック・パーク」シリーズは全作映画館で観ているが、一作目は当時としては刮目のデキの恐竜のCG(特に最初の辺りのブラキオサウルス)に興奮はしたものの、演出的には余りにもストーリーを追い過ぎていて駆け足感が強く、サスペンスも盛り上がりにかけるように思った。また二作目は駆け足感は解消されたが、陰謀巻き込まれ話があんまり好きじゃないので今イチ乗り切れず。「キングコング」的な終盤も、「ジュラシック・パーク」には不似合いな気がした。
而してこの「JP3」だが、監督が前二作のスピルバーグからジョー・ジョンストンに代わった事もあり、だいぶ作品としての印象も変わった。要は『パニック・サスペンス』。前作までの遺伝子操作等への警鐘という側面は既になく、二つの親子愛(グラントとブレナン(アレッサンドロ・ニヴォラ)も疑似親子となっている)を絡めてはいるものの、あくまで主眼は恐竜達との『鬼ごっこ』に集約される。
これはワタシ的には大正解。過去二作よりワタシは乗れてとても楽しかった。ま、同じ警鐘を何度も鳴らしていてもしょうがないし、結局このシリーズの見所は恐竜達が現代に復活した姿という、ある意味レイ・ハリーハウゼンのダイナメーションの頃から変わらぬ面白さなのだ。毎度お馴染みのティラノサウルスやヴェロキラプトルに加え、ティラノの対抗馬として出て来るスピノサウルスや、演出に変化をつけてくれるプテラノドンなどが『鬼』役で新登場。一作目当時は大変だったであろうCGを大量投入して、様々な恐竜を見せてくれるのが”動物園の恐竜版”的に楽しかったりするw
ストーリーは本当に島に入った直後から逃げ回り続け、逃げ帰って終わりという、アトラクションノリのストーリーになっていて、まぁ、潔いこと極まりない(爆)。この潔さは「ターミネーター3」に通じるモノがあるw(あちらも監督が交代した三作目だった。)ちなみに「JP3」は2001年公開。「T3」は2003年公開だ。ワタシはもちろん「T3」も好きですよ(爆)。どちらのシリーズも既に四作目の制作が決定しているので、頑張って欲しいですねぇ。
恐竜好きにオススメしたいボックス。アニマトロニクスを多用していた一作目から、CGフル回転の三作目まで、恐竜描写のSFXの進化も興味深いですね。
引き合いに出した「T3」。こちらは女から逃げ回るという事で、考えてみると結構情けない構図ですがw
「ジュラシック・パーク」一作目で、やっとの事で恐竜の島から脱出したアラン・グラント(サム・ニール)だったが、息子(トレヴァー・モーガン)を探しに島に行く母親(ティア・レオーニ)とその夫(ウィリアム・H・メイシー)に騙されるようにして舞い戻ってくるハメに。とにかく生き延びようと奮闘するグラントだったが、ヴェロキラプトルに囲まれてピンチに。しかしそれを救ってくれたのは他ならぬその息子・エリックだった・・・・。
「ジュラシック・パーク」シリーズは全作映画館で観ているが、一作目は当時としては刮目のデキの恐竜のCG(特に最初の辺りのブラキオサウルス)に興奮はしたものの、演出的には余りにもストーリーを追い過ぎていて駆け足感が強く、サスペンスも盛り上がりにかけるように思った。また二作目は駆け足感は解消されたが、陰謀巻き込まれ話があんまり好きじゃないので今イチ乗り切れず。「キングコング」的な終盤も、「ジュラシック・パーク」には不似合いな気がした。
而してこの「JP3」だが、監督が前二作のスピルバーグからジョー・ジョンストンに代わった事もあり、だいぶ作品としての印象も変わった。要は『パニック・サスペンス』。前作までの遺伝子操作等への警鐘という側面は既になく、二つの親子愛(グラントとブレナン(アレッサンドロ・ニヴォラ)も疑似親子となっている)を絡めてはいるものの、あくまで主眼は恐竜達との『鬼ごっこ』に集約される。
これはワタシ的には大正解。過去二作よりワタシは乗れてとても楽しかった。ま、同じ警鐘を何度も鳴らしていてもしょうがないし、結局このシリーズの見所は恐竜達が現代に復活した姿という、ある意味レイ・ハリーハウゼンのダイナメーションの頃から変わらぬ面白さなのだ。毎度お馴染みのティラノサウルスやヴェロキラプトルに加え、ティラノの対抗馬として出て来るスピノサウルスや、演出に変化をつけてくれるプテラノドンなどが『鬼』役で新登場。一作目当時は大変だったであろうCGを大量投入して、様々な恐竜を見せてくれるのが”動物園の恐竜版”的に楽しかったりするw
ストーリーは本当に島に入った直後から逃げ回り続け、逃げ帰って終わりという、アトラクションノリのストーリーになっていて、まぁ、潔いこと極まりない(爆)。この潔さは「ターミネーター3」に通じるモノがあるw(あちらも監督が交代した三作目だった。)ちなみに「JP3」は2001年公開。「T3」は2003年公開だ。ワタシはもちろん「T3」も好きですよ(爆)。どちらのシリーズも既に四作目の制作が決定しているので、頑張って欲しいですねぇ。
恐竜好きにオススメしたいボックス。アニマトロニクスを多用していた一作目から、CGフル回転の三作目まで、恐竜描写のSFXの進化も興味深いですね。
引き合いに出した「T3」。こちらは女から逃げ回るという事で、考えてみると結構情けない構図ですがw
>DSilberlingさん
立て続けのnice!ありがとうございますm(__)m
映画や本のレビューと言いながら、なかなか最近レビューを上げてなかった(爆)ので、特に映画は久しぶりのレビューでした。これからもボチボチですが書きますのでまたよろしくお願いします。
by tomoart (2007-06-04 10:24)