REDLINE [邦画レビュー]
「REDLINE」(監督:小池健)
遥かな未来。自動車がエアカーに置き換わろうかというその時代に、タイヤの付いた車にこだわる愚か者がいた・・・・。その愚か者・JP(木村拓哉)はイエローラインと呼ばれるレースに、愛車トランザムで参加していた。途中までは最下位。そこからゴールを目前に激しく追い上げ、トップの座をホバーカーを操るソノシー(蒼井優)と争っていた。ところがそのレースは、ヤクザの手先と成り果てた、JPのメカニック・フリスビー(浅野忠信)の仕掛けた八百長レースだった。負けた上に負傷したJPはしかし、レースの最高峰・レッドラインへの参加が認められる。今回の舞台はロボワールド。レッドライン完全拒否の姿勢を崩さぬ大統領の元、戦争状態でのレースは避けられない状況だった・・・・。
観てきましたよ、「REDLINE」。いや、確かに面白かった。なんちゅうか、やり切ったものを観る爽快感と言うかw
〈製作期間7年、作画枚数10万枚〉という謳い文句の映画だが、基本的にそんな事は観客の知った事ではなくw面白ければ良いし、つまらなければ駄作と言われるだけの話。だいたい製作期間が長くて良くなった試しは余りないのが映画の常だ。ただこの作品は割とプライベートな作品に近い(「アバター」とかもそうだよね)ので、内容が劣化しなかったのだろう。
また、考え過ぎて下らないメッセージ性なんかを入れがちなところだが、それもスッパリ割り切って娯楽作に徹したのも良かった。基本的にはレース→インターバル→レースだけの内容(笑)。しかしそこにキャラたちの過去がほんのりと描かれ、更には裏設定が膨大にある事を伺わせるニュアンスが盛り込まれているから、何となくドラマ性も感じられる。
だからレース・シーンがもう燃えまくりである(爆)。描写もここで10万枚の威力というか、スゴさを感じる手描きアニメのメカニック描写と、やっぱり音楽!そしてその一体感!!腹に響く重低音のビートがキモチイーーー!(笑)これは久々に観られたイイモノであった。
以前書いた声優の件だが、JPはキャラデザも性格もキムタク向きだったからか違和感はほとんど感じなかった。蒼井優もそれなりに頑張ってたと思う。ただ浅野忠信は失敗だったなぁ・・・。いずれにしても、やっぱり聴き取り辛さがあって、専門声優との力の差を感じた(声が籠るんだよね)。録音が頑張ったのか、かなり健闘はしていたが・・・・。
ロボワールドの描写やレースとの関係性がもう少し整理されていれば、とか、JPとソノシーのニュアンスの描写がもう少しあれば、とか、キャラが多すぎて立たせ切れていない、とか、話のディテールにはやや荒削りなところも見受けられるが、製作期間が長かった割にはエラい勢いのある映画に仕上がっているので、見終わると許せてしまう気がする(笑)。
でもワタシの観に行ったTOHOシネマズ海老名では、祝日の昼の12時だというのにガラ空きでとっても心配(汗)。このレビューで少しでも観に行く人が増えてくれると嬉しいかも・・・・。
【追記】
U-NEXTなら無料でREDLINE見られます!ぜひ!
この中の一編「ワールド・レコード」が小池監督の作品。これも結構好きです。
おもちゃないねー。トランザムのプラモとか欲しー(笑)。出来れば1/24でフィギュアも付けて(爆)。
遥かな未来。自動車がエアカーに置き換わろうかというその時代に、タイヤの付いた車にこだわる愚か者がいた・・・・。その愚か者・JP(木村拓哉)はイエローラインと呼ばれるレースに、愛車トランザムで参加していた。途中までは最下位。そこからゴールを目前に激しく追い上げ、トップの座をホバーカーを操るソノシー(蒼井優)と争っていた。ところがそのレースは、ヤクザの手先と成り果てた、JPのメカニック・フリスビー(浅野忠信)の仕掛けた八百長レースだった。負けた上に負傷したJPはしかし、レースの最高峰・レッドラインへの参加が認められる。今回の舞台はロボワールド。レッドライン完全拒否の姿勢を崩さぬ大統領の元、戦争状態でのレースは避けられない状況だった・・・・。
観てきましたよ、「REDLINE」。いや、確かに面白かった。なんちゅうか、やり切ったものを観る爽快感と言うかw
〈製作期間7年、作画枚数10万枚〉という謳い文句の映画だが、基本的にそんな事は観客の知った事ではなくw面白ければ良いし、つまらなければ駄作と言われるだけの話。だいたい製作期間が長くて良くなった試しは余りないのが映画の常だ。ただこの作品は割とプライベートな作品に近い(「アバター」とかもそうだよね)ので、内容が劣化しなかったのだろう。
また、考え過ぎて下らないメッセージ性なんかを入れがちなところだが、それもスッパリ割り切って娯楽作に徹したのも良かった。基本的にはレース→インターバル→レースだけの内容(笑)。しかしそこにキャラたちの過去がほんのりと描かれ、更には裏設定が膨大にある事を伺わせるニュアンスが盛り込まれているから、何となくドラマ性も感じられる。
だからレース・シーンがもう燃えまくりである(爆)。描写もここで10万枚の威力というか、スゴさを感じる手描きアニメのメカニック描写と、やっぱり音楽!そしてその一体感!!腹に響く重低音のビートがキモチイーーー!(笑)これは久々に観られたイイモノであった。
以前書いた声優の件だが、JPはキャラデザも性格もキムタク向きだったからか違和感はほとんど感じなかった。蒼井優もそれなりに頑張ってたと思う。ただ浅野忠信は失敗だったなぁ・・・。いずれにしても、やっぱり聴き取り辛さがあって、専門声優との力の差を感じた(声が籠るんだよね)。録音が頑張ったのか、かなり健闘はしていたが・・・・。
ロボワールドの描写やレースとの関係性がもう少し整理されていれば、とか、JPとソノシーのニュアンスの描写がもう少しあれば、とか、キャラが多すぎて立たせ切れていない、とか、話のディテールにはやや荒削りなところも見受けられるが、製作期間が長かった割にはエラい勢いのある映画に仕上がっているので、見終わると許せてしまう気がする(笑)。
でもワタシの観に行ったTOHOシネマズ海老名では、祝日の昼の12時だというのにガラ空きでとっても心配(汗)。このレビューで少しでも観に行く人が増えてくれると嬉しいかも・・・・。
【追記】
U-NEXTなら無料でREDLINE見られます!ぜひ!
この中の一編「ワールド・レコード」が小池監督の作品。これも結構好きです。
おもちゃないねー。トランザムのプラモとか欲しー(笑)。出来れば1/24でフィギュアも付けて(爆)。
面白そうな映画ですね!
「きんもちえ~!」
は体験したいです。
「RED LINE」ていうから
tomoartさんがどうかしちゃったかと
慌てましたが(・。・;
by いぶしょう (2010-10-12 07:17)
>いぶしょうさん
お、申し訳ないw この映画、子供たちにはちょっと大人過ぎるかなぁ。別にエッチなシーンとかは全然ないけど・・・・。
by tomoart (2010-10-13 10:21)
>hetianさん
nice!ありがとうございます。面白いブログを運営されてるんですね。中国は反日で盛り上がってますがどうなんでしょうか。ああいうのは一部だとは思いますが・・・・。
by tomoart (2010-10-13 19:15)