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ウォッチメン(レビューpart2) [洋画レビュー]

WatchmenPosterFinal.jpg.jpeg「ウォッチメン」(監督:ザック・スナイダー)
(粗筋含めたレビューのpart1はこちらです。)

試写会で見てきた作品ではありますが、原作を読んで(そのうちレビューします)もう一度見たくなったので、既に上映もギリギリ終了間際に来ている訳ですが、GW関係ない会社勤めなワタシは、昨日早帰りして観て来ました。

いやー、やっぱいいわ、「ウォッチメン」!予告編やら何やらで膨らんだ上映時間3時間を、全く長いと感じさせない(しかも2回目で!「ロード・オブ・ザ・リング」一作目も2回観に行ったけど、あれは途中で寝た爆)。あっという間に終わったような印象だった。

全体の雰囲気、ロールシャッハのモノローグがハードボイルド世界を強烈に印象づける。そのロールシャッハはこの作品のエンジンだ。そしてナイトオウルIIとシルクスペクターIIの微妙なニュアンスのロマンス、Dr.マンハッタンの宇宙的感覚の目覚め、粗雑でデカダンな狂人なのに余りにも愛すべきコメディアン、そして複雑でスタイリッシュで最後まで謎なオジマンディアス。原作を読んだから尚更なのか、個々のキャラが立ちまくっていてどこを見ても楽しさを感じてしまう。

更に言うと、原作はやはり米国人の為の作品だと感じてしまう。当然ながらディテール描写が映画より細かくなっているのだが、ディテールというものを楽しめる=本当に理解出来るのは、やはりそのディテールが出て来るバックボーンを知っている人だ。という事は、やはり米国人でないと全てのディテールを味わい切れないと思う。そういう意味では映画の方が、枝葉末節的なディテールを(ザック的にはやむを得ずかもしれないが)切り落として主幹に集中したが為に、逆に普遍性を獲得しているように思う。ハッキリ言って原作より映画の方が日本人的には楽しめるだろう。

それにしても今回初めて気付いてどっきりしたのは、余りにもでかでかと「Macintosh-1984」のCMが流れている事。試写会では気付かなかったなぁ。チェックしたい人は、クライマックスでオジマンディアスの見てるマルチモニタの中をチェック!


コレはコレでスゴいんですけど・・・・まぁいずれレビューしますんでw
WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (SHO-PRO BOOKS)

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  • 作者: アラン・ムーア
  • 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
  • 発売日: 2009/02/28
  • メディア: 単行本

面白いとこういう本も欲しくなっちゃうんだよなぁ・・・・。
WATCHMEN ウォッチメン Official Film Guide (SHO-PRO BOOKS)

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  • 作者: ピーター・アペロー
  • 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
  • 発売日: 2009/02/28
  • メディア: 単行本

興収的にはコケたんで(爆)、映像ソフト化が早いんじゃないかと今から楽しみで(爆)。続編とかの企画はあり得ない作品だから、そういう意味ではコケても傷は浅いですねw(あぁ、「スピード・レーサー」ヒットしてれば・・・爆)
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