夜ふかし屋敷のしのび足 [小説レビュー]
「夜ふかし屋敷のしのび足」(コニス・リトル) 創元推理文庫
1930年代のアメリカ。ホテル暮らしを満喫している箱入り娘のカリーは、離婚調停中の友人セルマのたっての願いで夫アラン宅にメイドとして潜入するハメになる。別の男性宛のセルマの手紙がアランの手に入ってしまったので、盗み出して欲しいと言うのだ。ところが大した事ないと言われたメイド役は、箱入り娘にとっては苦労の連続。しかもアランにはあっという間に正体がばれてしまう。それでも性懲りもなく手紙を探して夜中にウロウロしていると、屋敷内では不穏な行動が横行している事に気付く。そのうちの一つ、アランの兄ジョージが夜中に食堂で誰かと待ち合わせしているのを見かけたカリーは、翌朝、全く同じ状態で座っているジョージを見つけた。一つ違っていたのは、ジョージは殺されていたのだ!連続殺人の幕が切って落とされたのだった・・・・。
コニス・リトルの「記憶をなくして汽車の旅」が結構面白かったので続けて読んだ(レビューは続けられなかったが汗)。同様の雰囲気を持ったユーモア・ミステリー・ライトノベルだ。こちらも読んでいる間はなかなか楽しく、おきゃんなカリーに引っ張られてどんどん読み進められる。
またこれまた前作同様ながら、ロマンティック・コメディー的要素も絡まって、アラン、弟のロス、若手刑事のビルなどと恋の鞘当てが演じられる。この辺りも意外と楽しいのだ。
原書の発刊が1941年という事で、世情が暗くなって行く中だからこそ、こういった楽しい本が求められたのかもしれない。また、作者が姉妹だからこそ、というのもあるだろう。
前作同様、時間つぶしにもってこいの作品なんで、気軽に手に取ってみてください。さて、第三弾はあるかな〜?
1930年代のアメリカ。ホテル暮らしを満喫している箱入り娘のカリーは、離婚調停中の友人セルマのたっての願いで夫アラン宅にメイドとして潜入するハメになる。別の男性宛のセルマの手紙がアランの手に入ってしまったので、盗み出して欲しいと言うのだ。ところが大した事ないと言われたメイド役は、箱入り娘にとっては苦労の連続。しかもアランにはあっという間に正体がばれてしまう。それでも性懲りもなく手紙を探して夜中にウロウロしていると、屋敷内では不穏な行動が横行している事に気付く。そのうちの一つ、アランの兄ジョージが夜中に食堂で誰かと待ち合わせしているのを見かけたカリーは、翌朝、全く同じ状態で座っているジョージを見つけた。一つ違っていたのは、ジョージは殺されていたのだ!連続殺人の幕が切って落とされたのだった・・・・。
コニス・リトルの「記憶をなくして汽車の旅」が結構面白かったので続けて読んだ(レビューは続けられなかったが汗)。同様の雰囲気を持ったユーモア・ミステリー・ライトノベルだ。こちらも読んでいる間はなかなか楽しく、おきゃんなカリーに引っ張られてどんどん読み進められる。
またこれまた前作同様ながら、ロマンティック・コメディー的要素も絡まって、アラン、弟のロス、若手刑事のビルなどと恋の鞘当てが演じられる。この辺りも意外と楽しいのだ。
原書の発刊が1941年という事で、世情が暗くなって行く中だからこそ、こういった楽しい本が求められたのかもしれない。また、作者が姉妹だからこそ、というのもあるだろう。
前作同様、時間つぶしにもってこいの作品なんで、気軽に手に取ってみてください。さて、第三弾はあるかな〜?
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