骨の城 [小説レビュー]
「骨の城」(アーロン・エルキンズ)
スケルトン探偵シリーズ。今度の舞台はイギリス・シリー諸島。妻の参加する研究会にお伴で来ていたギデオンは、参加者の一人に誘われて、彼女が館主を勤める博物館に持ち込まれた幾つかの骨のかけらを鑑定することになった。一般の人たちが拾い、持ち込まれたそれらは、ほとんどの骨が動物だったり古い時代の人骨だったりしたが、一つだけ、ほんの数年前に亡くなった人骨が混じっていた。しかもその骨はノコギリで切断した痕が残っていた。つまり何者かに殺害された可能性が高かったのだ。ギデオンはマイク巡査部長と共に捜査に乗り出した。
前作「水底の骨」のレビューでは“骨抜きになったスケルトン探偵”と言ったが、今作では結構頑張ってました。二つの殺人に関して骨を鑑定し、しっかりとスケルトン探偵している。お陰で非常に『探偵小説』っぽい。今作でも実はギデオンが犯人にたどり着くのと同時にマイクもたどり着き、逮捕する訳だが、この辺り、ダブルで回答を提供していると考えればよく出来てる。
だいたいこのシリーズ、地球上様々な土地に行って紀行文の雰囲気を持ってる上に、毎度読み易くてベースは面白い。今回は久々に探偵としての活躍もあって、充実感があった。これくらいの水準をいつも越えてくれれば嬉しいんだけどw
よく夜中にCMやっていて、目の付けどころが似てるなぁ、と思った作品。何となく腑に落ちないが・・・。
BONES ―骨は語る― DVDコレクターズBOX1 (初回生産限定版)
BONES ―骨は語る― DVDコレクターズBOX2 (初回生産限定版)
スケルトン探偵シリーズ。今度の舞台はイギリス・シリー諸島。妻の参加する研究会にお伴で来ていたギデオンは、参加者の一人に誘われて、彼女が館主を勤める博物館に持ち込まれた幾つかの骨のかけらを鑑定することになった。一般の人たちが拾い、持ち込まれたそれらは、ほとんどの骨が動物だったり古い時代の人骨だったりしたが、一つだけ、ほんの数年前に亡くなった人骨が混じっていた。しかもその骨はノコギリで切断した痕が残っていた。つまり何者かに殺害された可能性が高かったのだ。ギデオンはマイク巡査部長と共に捜査に乗り出した。
前作「水底の骨」のレビューでは“骨抜きになったスケルトン探偵”と言ったが、今作では結構頑張ってました。二つの殺人に関して骨を鑑定し、しっかりとスケルトン探偵している。お陰で非常に『探偵小説』っぽい。今作でも実はギデオンが犯人にたどり着くのと同時にマイクもたどり着き、逮捕する訳だが、この辺り、ダブルで回答を提供していると考えればよく出来てる。
だいたいこのシリーズ、地球上様々な土地に行って紀行文の雰囲気を持ってる上に、毎度読み易くてベースは面白い。今回は久々に探偵としての活躍もあって、充実感があった。これくらいの水準をいつも越えてくれれば嬉しいんだけどw
よく夜中にCMやっていて、目の付けどころが似てるなぁ、と思った作品。何となく腑に落ちないが・・・。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD
BONES ―骨は語る― DVDコレクターズBOX1 (初回生産限定版)
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2008-06-02 00:06
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コメント(1)
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>leilang_taotaoさん
初めまして。nice!ありがとうございます。
海外ミステリはよく読まれますか?
ワタシはブログ始めてからは横溝正史に今更ながらにハマっていた期間が長くて海外物をレビューしてませんが、普段はわりとよく読みます。
今後も読んだ本のレビュー記事書こうと思ってますので、よろしければまたご覧くださいm( _ _ )m
by tomoart (2008-06-02 12:01)