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ミニミニ大作戦(2003年) [洋画レビュー]

「ミニミニ大作戦(2003年)」(監督:F・ゲイリー・グレイ)

緻密な作戦を立て大胆に実行し、まんまと金塊を盗み出したジョンとチャーリーらのチーム。ところがチームの一員スティーヴの裏切りにあい、リーダーであるジョンは死に、他の面々も死んだふりをして銃弾をやり過ごす事しか出来なかった。
一年後、ジョンのひとり娘ステラを仲間に入れ、チャーリーたちはスティーヴへの復讐=金塊の奪還をはじめるのだった。

またもやエアチェックにての鑑賞。そこそこ面白かったが、期待程ではなかったかなぁ。もう少しスタイリッシュでカーアクション満載!みたいなものを期待していたんだけど。主役のマーク・ウォールバーグがちょっと中途半端だったんじゃないかな?確かにジョンに対する愛情で動くので、薄情な雰囲気ではダメだろう。その辺りはクリアしてると思うけど、クライムムービーなんだから3on3は合わないんじゃないかね。もっとスタイリッシュに作り込んであれば、満足度はだいぶ上がったと思うんだけど。
ヒロインのシャーリーズ・セロンは「イーオン・フラックス」(2006年に観た映画の記事にレビュー有)の時よりはだいぶ魅力的だったが、これまたランニングシャツなんか着ちゃうもんだから美しく描き切れていない。うーむ。

そして何よりも、その他チームメイトが魅力的に見えない。それなりに描かれてはいるのだが、どうも感情移入するまでに至らないのが残念。人間的な部分が描き切れていないんだと思う。チームの中で一番魅力的に見えるのはジョンだと思うが、これは完全にドナルド・サザーランドが演じてるからだと思う。
何の作品でもそうだが、チームで話を作ろうと思ったら、メンバーそれぞれが魅力的に見えたらその作品は7〜8割成功。それだけにそこが弱いとどうにも煮え切らない印象になってしまう。

もう一つは計算された盗みのテクニックとそこからつながる逃走のアクションシーンだが、これはどう見てもクライマックスよりもオープニングの方が楽しい。逆に言えばクライマックスのデキが今イチって事。これが一番の致命傷かなぁ。

もう少し気を使えばもっと面白かったと思うんだけど、うーん、残念。


ミニミニ大作戦

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  • 出版社/メーカー: 角川ヘラルド・ピクチャーズ
  • メディア: DVD


1969の元作品。見た事ないんだけど、こちらの方が面白いかも!ミニも旧の方がカッコいいし!
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