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ルイスと未来泥棒 [洋画レビュー]

Meet_the_robinsons.jpg「ルイスと未来泥棒〈吹替版〉」(監督:スティーヴン・J・アンダーソン)

捨て子として施設で育った13歳の少年ルイス。子供ながら発明家のルイスは、今日も養子面談に来た夫婦の目の前で発明品を披露するが失敗。何度面談しても養子縁組に失敗するルイスは、一念発起して自分の赤ん坊の頃の記憶を取り出して母親を捜し出そうと『記憶スキャナー』という機械を発明する。ところがこの機械を山高帽の謎の男が横取りしようとする。そしてそれを阻止しようとするルイスと同年代の少年ウィルバー。ウィルバーは、自分が未来からルイスを助ける為にやって来たと言うのだが・・・・。

当初はディズニー系の子供向け丸出し路線だろうと思って、観る気はほとんどなかったのだが、正式にディズニー傘下になったピクサーからジョン・ラセターがこの作品に途中参加、だいぶ直させたと聞いて観る気になった。
結果は、全体的にはディズニー路線の雰囲気だが、確かにピクサー作品のテイストを所々感じる事が出来、ピクサー純正程ではないにしても、大人が観られるギリギリをキープした感じだ。


実際どこらへんをどこまでジョン・ラセターが直させたかは不明だが、キャラクターなども動いているのを観ると、「リトル・チキン」や「ライアンを探せ」などよりピクサーチックに感じる。純正ディズニーのバタ臭いデザインの3DCGより親しみやすく、それも好印象。


ストーリーも落としどころが爽やかでベタつき過ぎずに良い。
ただ、途中はだいぶ強引な印象もある。それは逆にジョン・ラセターが修正をかけたが故なのかもしれないが。
一番観ていて厳しいのはルイスとロビンソン家が仲良くなる場面で、余りにも唐突。ここが頷けないので、後半のルイスの行動に説得力がない。もう少し丁寧にルイスとロビンソン家の距離感が縮まっていくのが描けていればこの作品、更に好印象だったと思う。
それから、タイムパラドックスの問題も・・・・。確かに子供が観てわかり辛くなるので仕方ないとは思うけど、出来れば最後はルイスの未来での記憶は消えた方が良かった。成功が約束されていれば、人は頑張れるのは当然。何を発明すれば良いか分かっていれば、試行錯誤は不要になる。その辺りが最後の爽やかな終わりに、小さいながらも納得出来なさを感じてしまった。無い物ねだりかもしれないけれど・・・・・。


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