ブレイド3 [洋画レビュー]
「ブレイド3」(監督:デヴィッド・S・ゴイヤー)
人間とヴァンパイアの混血として生まれたブレイド(ウェズリー・スナイプス)は、友人で恩人のウィスラー(クリス・クリストファーソン)と共に毎夜ヴァンパイアと戦っていた。ある日もヴァンパイア一味を殲滅したが、敵の罠にはまってヴァンパイアの手下の人間を撃ち殺してしまう。ブレイドがFBIに捕まるのを阻止しようとウィスラーは爆死。しかしその甲斐なくブレイドは捕まってしまう。しかもFBIの中はヴァンパイアの手下の巣窟だった。危うく殺されかかるブレイドだったが、見知らぬ男女に助けられる。女はウィスラーの娘・アビゲイル(ジェシカ・ビール)で、男は元・ヴァンパイアのハンニバル(ライアン・レイノルズ)。二人は人間達で組織された対ヴァンパイアチーム『ナイトウォーカー』の一員だった。
ヴァンパイア達がシリアのピラミッドから、永い眠りに入っていたオリジナル・ヴァンパイア(ドミニク・パーセル)を蘇らせた事を『ナイトウォーカー』から知ったブレイドは、彼らと共にヴァンパイア達との戦いを開始した。
ブレイド・サーガ三部作の最終作。一作目を見て結構良かったので、エアチェックながら二作目に続いての鑑賞。しかし、全体に悪くないものの、何となく期待ほどの出来とは言い難かった・・・。
ブレイドの何が良かったのかと思った時に、それはやはりブレイドというキャラクターのクールなカッコよさが一番にあった。ウィスラーという父親的なキャラクターがいるが、戦闘に関しては基本的に一匹狼。その場その場の同盟はあっても、決してお互いを守り合ったり頼ったりという事はなく、とにかく一人で名前の通りの剣を使って多数の敵をなぎ倒して行く。そして第二の魅力はそのアクションシーンの切れの良さ、スタイリッシュな決めポーズなどが良かったのだと思うわけ。
そう考えると今回はなんだか組織の一員めいてしまったりするのがちょっとキャラ的に許せない感じがある。しかもその組織も全くスタイリッシュではない。そこそこのヤツらがいた所にブレイドが入って、百戦錬磨だけに彼がリーダーのようになって先陣を切って戦って行く・・・って、ブレイドは絶対にリーダーなんかやっちゃいけないキャラだったはず。せめて遊撃隊的に作戦行動とは別に動いてればいいんだけど。そこが今回一番腑に落ちない点。
そして、アクションシーンがどうも鈍臭いような気がするのだ。やっぱりどんなに強い敵を相手にしてて、ギリギリまで追いつめられていたとしても、どこかでブレイド自身が仕切り直しをして決めポーズを見せ、そして強さを発揮して敵をたたっ切る!そういうスカッとするシーンが欲しかった。どっちが死んだの〜、みたいなややこしい場面は不要なの!それが二つ目の不満点w
この辺り、全作の脚本を書いていたデヴィッド・S・ゴイヤーが監督という事だった訳だが、脚本書いてても作品の魅力を全て熟知してる訳ではないのだなぁ、という事だね。初監督という事もあり、結局力量の問題もあったのかな?
これでブレイドシリーズも終了という事なのだが、やはり第一作が一番の出来だったという、普通の結論になりましたね(爆)。
人間とヴァンパイアの混血として生まれたブレイド(ウェズリー・スナイプス)は、友人で恩人のウィスラー(クリス・クリストファーソン)と共に毎夜ヴァンパイアと戦っていた。ある日もヴァンパイア一味を殲滅したが、敵の罠にはまってヴァンパイアの手下の人間を撃ち殺してしまう。ブレイドがFBIに捕まるのを阻止しようとウィスラーは爆死。しかしその甲斐なくブレイドは捕まってしまう。しかもFBIの中はヴァンパイアの手下の巣窟だった。危うく殺されかかるブレイドだったが、見知らぬ男女に助けられる。女はウィスラーの娘・アビゲイル(ジェシカ・ビール)で、男は元・ヴァンパイアのハンニバル(ライアン・レイノルズ)。二人は人間達で組織された対ヴァンパイアチーム『ナイトウォーカー』の一員だった。
ヴァンパイア達がシリアのピラミッドから、永い眠りに入っていたオリジナル・ヴァンパイア(ドミニク・パーセル)を蘇らせた事を『ナイトウォーカー』から知ったブレイドは、彼らと共にヴァンパイア達との戦いを開始した。
ブレイド・サーガ三部作の最終作。一作目を見て結構良かったので、エアチェックながら二作目に続いての鑑賞。しかし、全体に悪くないものの、何となく期待ほどの出来とは言い難かった・・・。
ブレイドの何が良かったのかと思った時に、それはやはりブレイドというキャラクターのクールなカッコよさが一番にあった。ウィスラーという父親的なキャラクターがいるが、戦闘に関しては基本的に一匹狼。その場その場の同盟はあっても、決してお互いを守り合ったり頼ったりという事はなく、とにかく一人で名前の通りの剣を使って多数の敵をなぎ倒して行く。そして第二の魅力はそのアクションシーンの切れの良さ、スタイリッシュな決めポーズなどが良かったのだと思うわけ。
そう考えると今回はなんだか組織の一員めいてしまったりするのがちょっとキャラ的に許せない感じがある。しかもその組織も全くスタイリッシュではない。そこそこのヤツらがいた所にブレイドが入って、百戦錬磨だけに彼がリーダーのようになって先陣を切って戦って行く・・・って、ブレイドは絶対にリーダーなんかやっちゃいけないキャラだったはず。せめて遊撃隊的に作戦行動とは別に動いてればいいんだけど。そこが今回一番腑に落ちない点。
そして、アクションシーンがどうも鈍臭いような気がするのだ。やっぱりどんなに強い敵を相手にしてて、ギリギリまで追いつめられていたとしても、どこかでブレイド自身が仕切り直しをして決めポーズを見せ、そして強さを発揮して敵をたたっ切る!そういうスカッとするシーンが欲しかった。どっちが死んだの〜、みたいなややこしい場面は不要なの!それが二つ目の不満点w
この辺り、全作の脚本を書いていたデヴィッド・S・ゴイヤーが監督という事だった訳だが、脚本書いてても作品の魅力を全て熟知してる訳ではないのだなぁ、という事だね。初監督という事もあり、結局力量の問題もあったのかな?
これでブレイドシリーズも終了という事なのだが、やはり第一作が一番の出来だったという、普通の結論になりましたね(爆)。
タグ:ブレイド デヴィッド・S・ゴイヤー
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