ゴーストライダー：moromoro

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ゴーストライダー　[洋画レビュー] [編集]

「ゴーストライダー」（監督：マーク・スティーヴン・ジョンソン）

バイクスタントで人気を博しているジョニー・ブレイズ（ニコラス・ケイジ）は、過去に、父親の癌を治す為にメフィスト（ピーター・フォンダ）に魂を売り渡した過去があった。しかし直後に父親は事故死。メフィストに操られ、過去もガールフレンドも捨てた末に命知らずのスタントライダーとして大成したのが彼だった。
しかし、ジョニーがスタントショーで元ガールフレンドのロクサーヌ（エヴァ・メンデス）に再会するのと期を一にして、メフィストの子であるブラックハート（ウェス・ベントリー）が地上に現れた。父を倒して地上の支配を目論むブラックハートに対し、メフィストはジョニーにゴーストライダーになって息子を倒すよう命じるのだった・・・・。

ニコラス・ケイジは顔がキライなんだよなぁ（爆）。この作品でも、どうもゴーストライダーの雰囲気とニコラス・ケイジが合わない。ニコラス・ケイジはどこまでいっても気のいいあんちゃんにしか見えないんだが。ティーン時代のジョニーを演じたマット・ロングの方が何倍もカッコいいぞw

まぁ、そんな事はいいのだが（え？）、この作品、余りにも一本調子でなんだかすすすーっと終わってしまう。起承転結の転が全くないので、拍子抜けな感じ。とにかくどんどん話が進むし、最初から敵として出て来たヤツが敵だし、登場人物少ないし、ヒネリは全くないです。一言で言えば、この作品全体がプロローグ、力の入った予告編を見ているようでした（汗）。

監督がマーク・スティーヴン・ジョンソンという事で、フツーにアメコミを映画にしてみました、って感じなのかなぁ。「デアデビル」も（少なくとも日本では）余り評判よくないみたいだし。ゴーストライダーが実写で走る！というのが一番の売りだったりしてw

元のアメコミは読んだ事ないけど、映画としては脚本が弱過ぎるんじゃないかなぁ。ドラマ部分はほとんどが過去の話でダイジェストみたいだし、アクションもゴーストライダーの武器の種類が少ない事もあってバリエーション薄いし、ホント、ゴーストライダーというキャラクターのビジュアル的魅力に魅かれなければちょっとお勧めし辛い作品でありました・・・・。

あ、過去のゴーストライダーとして出て来るサム・エリオットがなかなかいい味。馬に乗ったゴーストライダーの姿もカッチョイイっすよw

ま、DVD借りて見るくらいがちょうど良い作品といった所。何となく雰囲気的には早めに売り出しそうな気がするワタシw

ノベライズの方が面白いのかなぁ。