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アサルトガールズ [邦画レビュー]

top_visual.jpg「アサルトガールズ」(監督:押井守)

近未来、「アヴァロン」というバーチャル・オンライン・ゲームがインフラとして社会に組み込まれている世界。その「アヴァロン」ワールドの中に新たなステージが作られた。それは一面の砂漠の中で巨大なモンスター・スナクジラたちを倒すゲーム。その中で競ってスナクジラを撃つ4人のプレイヤーがいた。グレイ(黒木メイサ)、カーネル(佐伯日菜子)、ルシファ(菊地凛子)、イェーガー(藤木義勝)だ。4人は果てしなく続こうかというスナクジラ退治を終わらせるべく、超巨大スナクジラ「マダラ」を倒そうとするのだが・・・・。

いやー、参った。久々に見終わった後に失笑しか浮かばない作品だった(汗)。もしこれから観に行くつもりがあるのなら、とりあえずお引き止めしたい(爆)。押井監督自身が「何もないユルユルな作品」と言ったのがよく分かった。

とにかくストーリーがない。この内容でどんなにちゃんと作るつもりがあったとしても、尺はまぁ30分くらいあればいいでしょう(爆)。この作品は70分もあるんで、残りの40分は全く不要。だから見てる間の2/3位は退屈ですw 作品としては自主制作レベルですね。だから押井守の熱狂的ファンか、トリプル主演の三人のうちの誰かの熱狂的ファン(もしくは藤木義勝のファンw)でないなら、観に行っても『金返せ』と思うのがオチだと思います(爆)。

取り立てて良い部分を思いつかないのですが(爆)、強いて言えば冒頭5分くらい延々と語られる「現実と虚構」についての考察が、押井守の考え方を端的に表現しているので興味深いです。ただ、語りが英語で、その上字幕はイメージ優先でかなり読み辛いところがあるし、冒頭の話なのでその後に続く退屈な内容によってすっかり忘れさせられてしまうのでw多分いち早く発売されるであろうDVDで確認する方をオススメします(笑)。

せめて主人公たちの競合勢力が描かれていればとか、少しでも現実世界(ゲームの外の世界)が描かれていればとか、ちゃんと女優たちの顔アップでの演技が入っていればとか、打合わせシーンだけでもどこかの建物の中でやって場面転換で雰囲気を変えるとか、やりようはあっただろうと思うけど、多分この作品は超低予算で撮影の期間は1日とかいう感じ?だったんじゃないか、また押井守もまさか劇場公開されるとは思ってなかったんじゃないか、みたいな気がする(それくらいヒドいw)ので、何言っても詮無いですけどね・・・・。


もし上記を読んでも観に行くつもりなら、これを一度は見ておいてくださいね。「アサルトガールズ」は、ある意味この作品のスピンオフなので、「アヴァロン」見てないとじぇんじぇん意味が分からないと思います。
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  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: Blu-ray

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「アサルトガールズ」のビジュアルだけで満足できた希有な方にはこういう本もあるようですが。
押井守 Shoots アサルトガールズ

押井守 Shoots アサルトガールズ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ホビージャパン
  • 発売日: 2009/12/16
  • メディア: 大型本

これ読めばホントにやりたかった内容が分かるんでしょうか。まぁ、そこまで興味を引く内容でもないんですが(爆)。
ASSAULT GIRLS AVALON(f)

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  • 作者: 押井守
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2009/12/16
  • メディア: 単行本

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コメント 2

tomoart

>SORIさん
>あきらさん
nice!ありがとうございます。くれぐれも観に行かないように・・・・はっ、まさかもう観に行っちゃいましたか!?(爆)
by tomoart (2010-01-12 01:33) 

tomoart

>inunekoさん
nice!ありがとうございます。この作品を複数回見てるのが信じられませんが・・・・(笑)。いやスゴいですw
by tomoart (2011-11-06 02:37) 

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