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「大魔神カノン」の試写会に行って来ました。 [その他レビュー]

daimajin_canon1.jpgなんと先日紹介した高寺重徳P復帰調話題作(?)「大魔神カノン」の試写会に当たってしまいましてw悪天候の中、会社を中抜けして(汗)行って来ました。

一つ言っておきたい事は、イベントとしては残念ながら主催者側の仕切りが悪かった。

時系列でお話しすると、18時会場、18:30開演で、席は全て自由席、というので、仕事とのギリギリのせめぎ合いで17:20くらいに会場のスペースFS汐留(新橋駅の近く)に到着。着いた時はだいたい10人程度が雑然と入口前でウロウロしてる感じでした。入口には何の表記もされていないので、取りあえず入ってみたら、「(マスコミ・関係者以外の)一般の方は時間まで外でお待ちください」と言われ表に逆戻り。しかも表には、この冷たい雨の中、小さい軒しかなく、程なくしてそこから列を作り始めたら、大多数が傘をさしながらの待機。しかもそのまま30分以上待たせるという無茶。これでは文字通り、楽しみに水を差された状態。もう少し何とかして欲しかったですねぇ。

入場開始後の運営はそれなりでしたので、多分応用力の問題というか、主催者側の経験不足でしょう。雨の場合の想定や、早くから一般の客が集まって来る事が考えられていなかった気がします。一つは入口前にハッキリと「一般の方のご入場は○○時からとなります。建物に沿って、2列に並んでお待ちください」という看板や、ロープを張ったポールで列の指示がハッキリしていれば、早めに来た人もハナから並んでたと思います。そしてそんな状況の中なのだから、準備の都合もあるでしょうが、少しでも早く入場開始させれば、集まった人たちの心証もずいぶん違ったものになったと思います。

ワタシもイベント屋に近い事を身近にずいぶん見て来ましたので、やや厳しい意見かもしれません。ただワタシもそうですが、こうやって試写会の事を何らかの表現で発信して行く人たちが、あの行列の中に沢山いたはず(実際ワタシ同様、Twitterにリアルタイムで幾つも投稿があった)。そんな世の中では、マスコミを優遇しているだけでは意図した形で情報が流れて行かない事は重々承知していて欲しいですね。

と前置きが長くなりましたが、試写会の内容に話を移しましょう。

二部構成で、一部は舞台挨拶。そして二部が一話「歌遠」二話「彼音」(どちらもカノンと読ませるのかな?)の連続上映という形。

舞台挨拶は高寺Pと主演の里久鳴祐果(りくなゆか)、ブジンと呼ばれる今回の大魔神と、大魔神に倣ってハマの大魔神・佐々木主浩が登場(爆)。司会のテレ東アナ・前田海嘉(たしか・・・)と予定調和的な話w
記憶に残った話は、高寺Pが大魔神を現代に蘇らせたのは「人知を超越したものが見守っている、といった気持ちが現代を生きる我々には必要なんじゃないか、と思った(うろ覚え)」と語った事や、主演の里久鳴祐果が「冬に薄手の服で撮影をしていたので、そこら中にホカロンを貼っていた(主旨)」という逸話、そして大魔神佐々木が昔から、そして今でも大魔神と呼ばれる事は余り好きではなさそうなところ(爆)。前田嬢から、今では気に入っている、と振られた言葉に促されてうなずいてはいたけどw

そして肝心の上映作品の内容ですが、二話分だけを見てもなかなか評価はできんですね。全体としては、やっぱり高寺Pの手がける作品と言った雰囲気ではあります。ただ仮面ライダーだった前二作に比べて、主役が女性と言う事と、そして深夜枠での放送と言う事もあるのか、恋愛モードなところや、ややお色気チックなショットがあるのが新鮮な感じ(笑)。

一話含め、多分出だしの数話は、割とモッサリして面白いのかどうなのか、わからないような展開になるんじゃないかと思いますが、それは響鬼も結構そういう印象でした。そういう意味では続きに期待!という感じです。

daimajin_canon2.jpg


最後に、会場で配られたチラシと、抽選会(番組の特製Tシャツとパーカー、合計で9名に当たった・・・もちろんワタシは外れ汗)用の半券チケット。これはプレミアものになるかなぁ(笑)。



「大魔神カノン」(公式サイトはこちら)は、いよいよ4月2日から毎週金曜深夜1:23〜テレビ東京他で放送開始!(全26話予定)


里久鳴祐果関連。「カノン」が実質デビュー作というのだが、仕事はそれなりにやって来てるのね。ややおかめっぽい顔立ち(暴言)なのが、「カノン」にはあってるけど、グラビアとかはどうなのかねぇ。
R―里久鳴祐果写真集

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  • 作者: 唐木 貴央
  • 出版社/メーカー: 彩文館出版
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 大型本
里久鳴祐果 RIKU NAVI [DVD]

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  • 出版社/メーカー: リバプール
  • メディア: DVD

この作品も出演してるんだなぁ。これは一体どういう作品なんだか・・・。
呪島 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • メディア: DVD

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お台場ガンダム見て来ました! [その他レビュー]

これが朝9時の状況です。近所にあるマンションの住人たちが、朝の散歩ついでに来てたりもするようなので、本当にがら空きの状況で撮影をしたいなら、かなりの気合いを必要としますね(汗)。
090720odaiba_gundam15.jpg

最初の感想は、「意外と小さい・・・(爆)」。樹に隠れて見えないんですよ、近くに行くまで。また、お台場周りは大きい建物が多いので、埋もれてると言うのもあるかもしれません。足元に行って大きさを実感すると、ちょっとワクワクしますw

ワタシは家からのルートの都合でりんかい線の東京テレポート駅から行ったのですが、これが結構歩きます。これからの熱い季節、GREEN TOKYO ガンダム・プロジェクトから最も近いゆりかもめの台場駅から行く事をお薦めします。(どこからでも、それなりに看板は出ています。)ちなみにご存知の通り、この辺りはフジテレビのお膝元であり、夏休み向けに「お台場合衆国」なるくだらない催し物をやっているので周囲も人がごった返しております故、車で行くのは自殺行為と思われます。

さて開園前に撮影だけして来たので、開園中に行く方へのアドバイスは余り出来ませんがwこれから撮影に行こうという方へ。

ガンダムを撮影するスタンドとか設置されていたりするので(時間外は立ち入り禁止になっています)そこから普通は撮ると思いますが、もう一つのスポットはガンダムの正面にある公園の管理事務棟。トイレなどが設置されている建物なのですが若干の高台になっているので、ここから撮影すると(足元の人は入りますが)割と全体を見渡せていい感じです。そこから撮ったのがこの上の写真。
また、当然ですが正面側は人が群がってますが、後ろを撮る人は少ないのでこちらも狙い目かと。
実は公園の外側からも撮影を、と考えていたのですが、樹に隠れていてほとんど見えません。もしかしたらスポットがあるのかもしれませんが、見渡した範囲ではダメそうでした。ですから素直に公園に直行するのがよろしいかと思います。
太陽は、朝はガンダムの正面から差してます。夕方は逆光になりそうですね。

レンズは、ワタシは心配だったので35mm版換算で18-36mm28-108mm110-400mmの三本を持って行ったのですが、28-108だけでも充分撮れます。28mmまでの広角は欲しいですけど。35mmくらいしかないと、少し離れないと全身が入らないかもしれません。望遠は、ディテールの撮影をとことんしたい方は持って行きましょうw ただ混雑するので、三脚の使用は時間によっては難しくなるかもしれません。手持ちで撮るつもりで行った方が良さそうです。

撮影の時に気をつけたいのは、空抜けで白いガンダムという被写体なので、オートで撮ると露出アンダーになりがちなところ。ただ、白飛びして空と一体化しちゃってもつまらないので、この辺りは現場でチェックしながら撮影する事が必要です。もしくはワタシのようにRow撮影して家で調整するか(笑)。

それ以外では、ガンダムの後方にガンダムショップがあって、例のお台場限定ガンプラなどを売ってるようです。ワタシは開店前に引き上げちゃったので確認出来ず。しかし、朝の9時から買う人の大行列が出来てたので、欲しい方はかなり気合いを入れて行く必要がありそうです。それにしても品切れとかは大丈夫なんでしょうか。

ゆりかもめに乗っている時に、場所さえ分かっていれば豆粒のようなガンダムの上半身が林の上から突き出ているのが確認出来ますが、場所が分かってないと気付きません。帰りに台場駅から新橋駅へ向かうゆりかもめを使う人は、進行方向左側を目を皿のようにして見てみてください(爆)。

さて、以下は写真集でございますw

続きの写真集を見る


タグ:ガンダム
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スター・ウォーズ・セレブレーション・ジャパン [その他レビュー]

宣言通り、行ってきました。ホントは帰ってきて早々にブログに書けば、行くみんなの参考になると思ってたのですが、甚だ遺憾ながら疲れ切ってしまい、日曜も奥さん孝行する為にボウリングなんぞに付き合ってしまってすっかり書くタイミングを逃してしまいましたとさ、ちゃんちゃん(爆)。

朝9:30の入場を待つ行列。しかし殺風景。これじゃ何の行列だか分からないね・・・・。最寄り駅からの道すがらも、全く看板等ありませんでした・・・・。ケチってんなぁ・・・。入場行列.jpg

入場時に貰える首掛け式の入館証と、1800円のパンフレット。中身は微妙なれど、まぁこの辺りは映画パンフと一緒でつい買っちゃう。チケット&パンフ.jpg


写真が多いので、続きはこちらから。


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ガサラキ [その他レビュー]

「ガサラキ」1話〜25話〈完〉(監督:高橋良輔

日本を影で牛耳っている豪和一族。その四男であり、謎多き大いなる力“餓沙羅鬼”を召還する嵬(かい)の能力を有する豪和ユウシロウは、豪和を上げての実験として閾(しきみ)と呼ばれるポイントである石舞台で、餓沙羅鬼召還の為の『餓沙羅の舞』を舞う。すると天空からエネルギーが降り注ぎ、各種計測器に大きな反応が現れ出す。現在の総代である父・乃三郎や兄弟の一清、清継、清春が、餓沙羅鬼召還の期待を膨らませる中、ユウシロウは何故か舞を止めてしまう。無心で踊っていたユウシロウの意識下に、入り込んできた少女があったのだ。名をミハル。彼女は言った。「恐怖を呼び起こさないで!」と・・・・。
一方、世界情勢は逼迫していた。中東のベギルスタンでクーデターが勃発。米軍を中心とした国連軍が反・クーデター政権を唱え進軍するが、進行した陸軍がベギルスタンの新兵器によって全滅。それは世界情勢を裏で操っている、シンボルと呼ばれる組織が実験のためにベギルスタン軍に参加させていた二足歩行兵器だった。豪和は日本政府に圧力をかけ、自らが開発に加担した独自の二足歩行兵器を運用する特務自衛隊の第3実験中隊をベギルスタンの戦闘の最前線に派遣。その中隊には、二足歩行兵器の優秀なパイロットという側面も持つ、ユウシロウの姿もあった・・・。

以前マンガ版のレビューで「テレビ版を見たい」と書いてからずいぶん経ってしまったが、何とか全話再見をしたのでレビューしたい。
本放送時(1998〜1999年)、第1話は見逃したものの毎週楽しみに見ていたはずなのに、今回見直してみたら記憶に全くない部分が何ヶ所かあって愕然とした。特に最終回(爆)。ワタシの中での最終回の記憶は24話だった。もしかして25話も見てないのかなぁ。お陰で物語終幕に来て、何だかとっても新鮮だった(爆)。

見直してみて、改めて面白い!和風伝奇ロマンと政治的・軍事的シミュレーションが平行して語られるのだが、残念ながら上手く融合しているとは言い難い。しかし、それぞれが面白みを持っているのでそれだけでワタシには充分に面白かった。特に前半の軍事的シミュレーション。登場するTA(タクティカル・アーマー)やMF(メタル・フェイク)というロボット群は現在の兵器の延長線上のものとして描かれている為大した武装もなく(実体弾のみ)、お陰で戦闘シーンなどは指令車内の描写と共に最大限のリアリティ付与を目指していて楽しい。そして後半は米国と日本の政治シミュレーション。政治に詳しい人が見たらどうなのかは分からないが、ワタシ程度が面白みを感じるには充分なシミュレーションだった。逆にもっとリアリティを追求してしまうと些末な事の積み重ねになってしまって、素人には分かり辛くなっただろう。ロボットアニメとしてのバランスで言えばこの程度で良かったと思う。

また、一方で人と人とのつながりの描写が胸に沁みる部分もしっかりある。特に特自第3実験中隊の隊員たち、そしてそこに加わるユウシロウの描写では、なかなかに泣かせる展開があっていい。ユウシロウ、ミハル、美鈴の三角関係(もしかして安宅大尉も?鏑木大尉も?)なんてのもあるが、この辺りは逆に深追いし過ぎていないのが気持ち良かったw

確かにメカ描写は脇に追いやられている部分も多く、ロボットも活躍しているとは言い難いため、商売的には厳しかったろうと思うが、こういう独特の魅力を持っている作品がもっともっと出てきて欲しいと思う。



ガサラキ Vol.1

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  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 1999/01/25
  • メディア: DVD


ガサラキ Vol.2  ガサラキ Vol.3  ガサラキ Vol.4  ガサラキ Vol.5  ガサラキ Vol.6  ガサラキ Vol.7  ガサラキ Vol.8  ガサラキ Vol.9

ガサラキ DVD-BOX

ガサラキ DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2004/06/25
  • メディア: DVD


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共通テーマ:アニメ

くまのプーさんからのメッセージ展 [その他レビュー]

「くまのプーさんからのメッセージ展」at 横浜高島屋

見て来ました。入場料が500円で、まぁ、それくらいの内容かなぁ、という感じ。

ディズニー・キャラクター・グッズ
くまのプーさんからのメッセージ展 公式サイト


横浜高島屋の会場は明日で終わりですが、まだ巡回展が若干残ってるようです。(どこを回るのか、詳しい情報がどこにもないのですが・・・・。)ただ、小さいお子さんを連れて行かれる方か、プーさんの熱烈なファンでなければ、ほとんど見る価値はないです。原作コーナーで、日本で紹介された際の初版本が飾ってあるのが興味深いのと、プーさんを題材にした著名クリエーターの作品を飾ってある最後のコーナーでいくつか面白いのがあったくらいで、あとは子供騙しって感じでしたねw まぁ、金額的にも予想通りって感じですが。

我が家は奥さんが『キャラクターとしてのプーさん』のファンなので、まぁ、そこそこ楽しめましたが・・・・。



何となくは知ってても、マトモにアニメを見た事なかったので、一度借りて見ましたが、奥さんは半分くらい見て寝てました(爆)。

くまのプーさん 80周年記念ボックス

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  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/05/24
  • メディア: DVD



それでも性懲りもなくこの映画を観に行って、奥さんはうつらうつらしてました(爆)。

ティガー・ムービー/プーさんの贈り物

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  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2001/03/16
  • メディア: DVD



奥さんに感化された事もあり、ワタシはイーヨー好きに(爆)。しかし、イーヨーのグッズって少ないんだよねぇ。

ディズニーCUBEE イーヨー

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  • 出版社/メーカー: イー・レヴォリューション
  • メディア: おもちゃ&ホビー


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共通テーマ:キャラクター

仮面ライダー響鬼 [その他レビュー]

51nZiorU9hL.jpg仮面ライダー響鬼」一之巻〜二十九之巻 ※テレビシリーズ

安達明日夢(栩原楽人)は母子家庭で育った中学3年生。母(水木薫)の実家の法事で訪ねた屋久島で、ヒビキ(細川茂樹)と名乗る不思議な雰囲気をもった男と出会う。屋久島の原生林の中で巨大な蜘蛛に襲われた明日夢は、そのヒビキに助けられる。ヒビキは音叉様の器具を使って、異型の鬼へと変容、巨大蜘蛛を太鼓様の武器で退治した!
東京の柴又に帰った明日夢はそこでまたヒビキと出会う。ヒビキは甘味処たちばなという店を拠点に、巨大蜘蛛のような『魔化魍』と呼ばれる妖怪を退治してまわる『猛士』という組織の一員だったのだ。
高校受験を控えた明日夢には様々な悩みがあったが、母子家庭であるがために、それを相談出来る大人の男の人が今まで周りにいなかった。ヒビキの懐の深さに引き寄せられるように明日夢はヒビキや猛士のみんなと仲良くなって行く。それまで母親の庇護のもと、学校の友人としか社会とのつながりがなかった少年は、生きているバックボーンの全く違う人たちと知り合うにつれ、悩みとも、社会とも、正面から向きあう事を学んで行く・・・・。

余りにも思い入れが強いのでどれだけ伝わるか分かりませんが、「書く書く」と言っておいて延々と放置しておくのも何なので・・・・。えー、番組的には48話まであるのですが、ワタシ的には29話までしか存在してませんので(爆)、そこまでの感想。(理由はまた別項にて)
最初期の話数では、余りにも作品として新し過ぎた為か方向性が定まらなくてフラフラしてる印象ですが、威吹鬼(渋江譲二)とあきら(秋山奈々)が出て来て高校へ進学する辺りからググッと安定感が増してスゴく面白くなりました。

ワタシ的な響鬼の面白さは、何といってもキャラクター達の素晴らしさ。明日夢君やヒビキさん、出て来る人たち全員が相手を思いやる心やひたむきさを持っていて、非常にポジティブな生き方をしているのです。

確かに憎しみや怒り、相手を卑下する心がない世界なんて絵空事だと言われればそうかもしれません。しかし、『戦争がない世の中』と同様、負の感情の希薄な世界と言うのは一種の理想郷として、ワタシのような人間には本当に深く深く心地よさを感じさせてくれます。響鬼を見ている時のワタシは、まぁ桃源郷に入り込んで無心で漂っているような、そんな心持ちだったと言えるでしょう。

それを支える役者さん達の演技も素晴らしかった。確かに大勢の出演者さんの中では演技力に凸凹もありましたが、地に足がついた演出と相まってそれぞれのキャラクターに実在感がありました。特に上げておきたいのが明日夢役の栩原楽人。”うまい演技”という訳ではないのですがw肩の力が抜けた、良い意味での自然体の演技で、複雑に心境が変化する役柄をうまく表現していたと思います。

それ以外の魅力としては時間軸に極力ウソのない練り込まれた脚本であったり、地方ロケを多用した緑溢れる画作りだったり、妖怪という存在を消化して設定された魔化魍の怪人を超えた面白さだったり、人々に知られない地下組織としての実在感を極限まで追求した猛士のスゴいディテールだったりするわけですが、その辺りは実際に見ていただければ理解いただける事と思います。

テレビシリーズなので安易にお薦めし辛いのが難点ですが、出来るだけ多くの方に見ていただきたい作品です。題材(アクション、妖怪)の好き嫌いはあるかもしれませんが、「阿弥陀堂だより」の劇中の雰囲気が好きな方はワタシと同じような嗜好をお持ちだと思われますので、特にオススメですw

・・・と、なぜ延ばし延ばしにしていた響鬼のレビューを慌てて書いたかと申しますと、響鬼の魅力を取り上げた新刊が発売になったからなんですね。「響鬼探究」という本なんですが、実はこの本に短いながらもワタシの拙文が掲載されております。『公募エッセイ』のコーナーで、本名で書いてますので実在tomoartを知ってる人以外分からないかな。雑誌の投稿欄なら兎も角、ハードカヴァーに自分の文章が載るなんて、そうそうないですからちょっと(いやだいぶ)コーフン(爆)。

上記の自分的魅力に絞って、文字数枠の範囲で極力詳細に書いた内容なのですが、文章の巧拙は別として、ワタシの魂の叫びとも言える内容は、今読んでも自分でアツくなれます(爆)。またワタシ同様アツき魂で書かれた、切り口様々な同様の公募エッセイもいっぱい載ってますので、機会があったら是非お読み下さい。

あ、当然それだけじゃなく、編者のお二方の得意分野である妖怪的側面を中心に様々な著名人の皆さんが原稿をお寄せになってらっしゃいますので、読み応えも満点だと思います。是非是非「響鬼探究」をよろしくお願いします(ほぼ営業)。


こちらがその本。中身確認する場合は、ニッチな本なので大きめの本屋さんで探してみてください。
響鬼探究

響鬼探究

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 単行本

見た事ない人は是非。出来れば5〜6話続けてみてもらえると良さが分かると思います。30分番組ですから、それほどキツくはないですから(笑)。
仮面ライダー響鬼 VOL.1 [DVD]

仮面ライダー響鬼 VOL.1 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

「阿弥陀堂だより」大好きなんですよねぇ。こちらも登場人物や作品世界が優しさに包まれていて、癒される事請け合いです。
阿弥陀堂だより 特別版 [DVD]

阿弥陀堂だより 特別版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: アスミック
  • メディア: DVD

レビューはこちら

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オルセー美術館展 [その他レビュー]

オルセー美術館展(於:東京都美術館)

オルセー美術館展 19世紀 芸術家たちの楽園



タダ券(またか!)を入手したので、昼休みを利用して会社を抜けて観に行って来た。
洋画の展覧会も学生時代はよく観に行ったものだが、結婚してからはなかなかそこまで食指が伸びず、考えてみればずいぶんご無沙汰だった。

この展覧会、会期は4/8まであるのだが、何故かタダ券の有効期限が3/2までと今週まで。だからなのか、今日も入場制限で30分待ちだった。基本的に行列と言うものがキライなのだが、タダだし仕方ないか(爆)と思い、我慢して入ったのだった。

駅を改築して出来た美術館として有名なオルセーの所蔵美術品の中から選りすぐりの品を紹介する今展の作品数は140点。本当の意味で集中して見られる展覧会の作品数は70〜80点が限界だと思っているので、今回はだいぶ多い。まぁ、美術館開催だとこんなものか。
だからタダ券という事もあり(汗)、だいぶはしょってみてしまった。

今回の展覧会は、一般ピープルにも入りやすい印象派の作品が多い。マネ、モネが特に多い印象。ルノアールも無名作ながら若干枚来ていた。あと有名どころではスーラ、ゴッホ、ゴーギャンなどか。余り突飛なものはなく、まんべんなく観客が付いていたのが印象的だった。
また、今回は写真の作品も何枚か来ており、1800年代の写真のシャープさに驚かされた。これはちょっと嬉しかった。

今回、ワタシの記憶に強く残ったのは、その写真群の素晴らしさと、モネの「アルジャントゥイユの船着場」の美しい雲と樹の影、ブレイトネルの「月光」の恐ろしいほどボリューミーな雲、だった。
 
有名美術館だけあって、オルセーに関する書籍は幾つもあるようですよ。

パリ オルセー美術館

パリ オルセー美術館

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2006/08/21
  • メディア: ムック


NHK世界美術館紀行 (6)

NHK世界美術館紀行 (6)

  • 作者: NHK「世界美術館紀行」取材班
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2005/07/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


オルセー美術館の名作

オルセー美術館の名作

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 単行本


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Macworld Conference & Expo in San Francisco [その他レビュー]

Steve Jobs猊下の Keynoteを見ていたお陰で、昨晩は就寝時間が午前4時40分になってしまいましたよ(爆)。

という事で本にも映画にも全く関係ありませんがmicrosoft大嫌いMacintosh大好きなtomoとしては取り上げざるを得ないMacworldの話題。
一般大衆にとっては、特に米国の一般大衆にとってはエキサイティングなKeynoteだったと思いますが、Mac使いの身としてはつまらない話(爆)でした。しかも社名変更によってApple Computer Inc.が、Apple Inc.になるとの事。ヤパイ、ヤバいっすよ〜(汗)。Macはどうなってしまうの〜〜〜〜猊下〜〜頼みますよ〜〜〜・・・・

iPhoneやらApple TVなんかより、Leopardの話をして欲しかった。新しいデザインのMacbookやDesktopMacを発表して欲しかった。・・・・あぁ、叶えられない夢だったのね〜〜〜〜(爆)。

確かにiPhoneはMacOSXを搭載して、あれもこれも何でも出来る、というのは素晴らしいと思うけれど、だからといってMacをないがしろにしても許せる程ではないのよ、残念ながら・・・・。

あぁ、早いとこMacの新しい話題もお願いします〜〜〜〜(泣)。
 

Apple Mac mini 1.66GHz Intel CoreDuo 512MB 60GB Combo [MA607J/A]

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  • 出版社/メーカー: アップルコンピュータ
  • 発売日: 2006/09/07
  • メディア: エレクトロニクス


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  • 出版社/メーカー: アップルコンピュータ
  • 発売日: 2006/02/28
  • メディア: エレクトロニクス


Apple Mac Pro (DualCoreWoodcrest Xeon-2.66GHz×2 メモリ1GB HDD250GB GeForce7300GT 256MB) MA356J/A

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  • 出版社/メーカー: アップルコンピュータ
  • 発売日: 2006/08/08
  • メディア: エレクトロニクス


中谷美紀 [その他レビュー]

そう、あの中谷美紀なのである。

最近マイブームなのである。何でかと言うと難しいのだが、日石のCMで見て以来気になる存在だったのだが、「ケイゾク」でブレイクして、「電車男」でやられた。
更に言うとYou Tubeで検索して日石ワーキレーのCMを見て昔の気分が復活したのがデカイかも。そこからみんなハマる時は一緒だと思うが、いろんな映像がぞろぞろ。歌手時代のPVが幾つか出て来てコレクション&iTunes登録→iPodにて積極鑑賞。これでまたガツンと掴まれた(爆)。今彼女のCDを買うのは限界があるが、今度TSUTAYAでレンタルを探してみるつもり。
残念ながら、本人が死にそうな思いをして完成させた「嫌われ松子の一生」は、作品自体がワタシの心の琴線に全くかすらない内容だったので未見なのだが、あの作品でガックリ歳取ったなぁ(爆)と思う。最近ちょっと筋張ってる(汗)。でもワタシは意外と歳取っても好きなコは好きだったりするので、マイブームに影響なし(笑)。「卓球温泉」の松坂慶子にキュンと来たり、「フラガール」の松雪泰子にクラッと来たり、「ターン」の牧瀬里穂に惹かれたりしてるヤツなんである。ワハハ。

「7月24日通りのクリスマス」はちょっと観に行こうかと思っている。

これで「その他」の項目も一つ埋まったわい(爆)。
 

ケイゾク DVDコンプリートBOX

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2006/04/26
  • メディア: DVD


電車男 スタンダード・エディション

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  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2005/12/09
  • メディア: DVD


嫌われ松子の一生 通常版

嫌われ松子の一生 通常版

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • 発売日: 2006/11/17
  • メディア: DVD


ターン 特別版

ターン 特別版

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2002/04/25
  • メディア: DVD


卓球温泉

卓球温泉

  • 出版社/メーカー: 大映
  • 発売日: 1998/10/17
  • メディア: ビデオ


 
「卓球温泉」てDVD出てないのか・・・。
 
フラガール
http://www.hula-girl.jp/index2.html

7月24日通りのクリスマス
http://www.724-christmas.com/index.html


タグ:中谷美紀
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