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80年代ロマコメ「マネキン」が尊すぎる件。 [洋画レビュー]

芸術家を夢見るジョナサンは、勤め先のマネキンメーカーで最高傑作のマネキンを作り出したその日に解雇の憂き目に合う。その後もやる仕事やる仕事、的はずれなこだわりから長続きしない。恋人のロクシーともうまく行かず落ち込んでいると、ひょんなことから凋落した百貨店の社長に気に入られて入社。そこで自身の最高傑作に再会する。するとマネキンのはずの“彼女”が動き出した!彼女はエミーと名乗り、なんと古代エジプトの王女の転生した姿だった。二人は深夜の店内でデートを繰り返し、そのたびに結果として奇抜でオシャレなウィンドウディスプレイが完成。それが話題となり、身売り寸前だった百貨店が復活を果たす。そんな二人(一人と一体?)に黒い影が忍び寄っていた…

久しぶりに鑑賞。米国公開は1987年(日本は1988年)。日本ではバブルが盛り上がりつつあるアゲアゲの時代であり、そんな時期にピッタリのファンタジー・ロマンティック・コメディ。深みなんて全然ないが笑、ほんとにハッピーで幸せになれる映画です。

ジョナサンは夢見て足元見ないヤツで、現実的な彼女と全く上手く行かない。古代エジプトの王女のエミーも当然浮世離れしたキャラクター。夢に生きることが正義で、泥臭い現実は悪、というわかりやすい善悪設定でのサクセスストーリー。ちょっとしたサスペンスも味付け程度に収め、とにかく美男美女のロマコメに酔えるシアワセよ。

だからもしかしたら今の若い人が見たら「はあ?全然おもんない!」っていう感想を持つかも。でも華やかなりし時代を懐かしめる人ならきっと「あぁ、あの頃はキラキラしていたなぁ!」って嬉しくなること請け合いです。

導入部のダメダメなジョナサン(アンドリュー・マッカーシーかわいい!)から、エミーとの不思議なペアのお陰で階段を駆け上がっていくサクセスストーリーも上手い。「きみがいなきゃダメなんだ」っていう弱気も見せつつ、ジョナサンの一番の理解者でゲイのハリウッド(ネーミングセンスが最高!)の前で一人で奮闘するシーンを入れることで「オレってやっぱやればできる子!」ってなるのもイイ。

ジョナサンのミューズとなるエミーを、こちらはその後『セックス・アンド・ザ・シティ』のサマンサ・ジョーンズ役で有名になるキム・キャトラルがキュートに演じてます。とにかく屈託のない笑顔がかわいいんだよね。マネキン姿(キムにあんまり似てないのはご愛嬌w)との入れ替えもただカットを割ってるだけで特殊効果とか使ってないんだけど、この作品に関してはそれで充分。ぜんぜん違和感がない。

最後、エミーをただのマネキンだと思い、それにご執心なジョナサンに怒って廃棄処分しようとする元カノ・ロクシー!(ファッションがいかにも80'sというビッグな肩パッド!)産廃用シュレッダーがエミーを切り刻もうとしたその時!…(*^^*) 分かっているけどニヤニヤしてしまう笑。もちろんハッピーエンドだから安心して見てね!




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※続きの「マネキン2」は見てません…ハリウッドだけが引き続き出演の別作品って感じみたいです。
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