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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2D・字幕版) [洋画レビュー]

Edge_of_Tomorrow_Poster.jpg「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2D・字幕版)
(監督:ダグ・リーマン)

謎の宇宙生物・ギタイによって着々と侵略されている地球。苛烈な戦闘の前線にいきなり立つ事になったケイジ少佐(トム・クルーズ)は早々に戦死する事に。ところが死んだと思ったその時、彼は前日の前線に配属されたその時に戻ってしまう。最初は夢だと思ったが、前回と全く同じ事が起こる事から、これがタイムリープである事を知る。これから起こる事を全て知っている事を利用して懸命に生き延びようとするケイジ。一方、人類唯一の勝利の立役者である英雄リタ・ヴラタスキ軍曹(エミリー・ブラント)も同じ戦場にいた。会うべくして会った二人。そしてケイジは、リタも元タイムリーパーだった事を知る。

「プレーンズ2/ファイアー&レスキュー」のレビューで書いたように、「プレーンズ2」「マレフィセント」というディズニー作品に続けて観たのだが、今作は「プレーンズ2」以下「マレフィセント」以上、という感じ(笑)。まぁ「マレフィセント」は女の子向けという事もあるかな(笑)。

この作品は異星生物との戦いという架空戦記物なわけだが、そこにタイムリープを組み込み、それが敵の能力に寄るものとした事でSF的な作品として成立させている。まぁその能力に関わる理論等は全くないので、本質的にはファンタジーなんだけど(笑)。

この作品の一番の面白さは、ストーリー全体の謎解き、そしてボスキャラを倒すためのロジックを追っていくところにあると思う。この辺りは今までにない上記のような設定もあって、観客の興味を引っ張っていく。

ただまぁ地味かな(笑)。言っちゃあ何だけど、結局同じ事の繰り返しが基本で、その中で少しずつ出て来る情報を追って行くわけだから。しかも敵と戦えば死んじゃうので、その前の段階の話が多いため、画面は更に地味になっていく。もう少しなんかあればなぁ・・・・。

後半は一発勝負に入っていくが、ここも仲間の少なさと武器の少なさから、敵は山のように出て来るがなぜか地味。

ガジェッターとしては、以前書いたけど、やっぱりパワードスーツがねぇ。劇中、メカニック描写は結構あって、なかなかよく見せているところもある・・・・けど、結局あのデザインじゃ、カッコ良くは見えないよ(笑)。

最後、原作と違い(原作未読だけどw)ハッピーエンド(と言うか何と言うか)という事で、見終わった後味は悪くないが、ここまで地味だともっとヒネって別の味付けをした方が良かったんじゃないかと思ってしまう。

ケイジがタダの臆病者から歴戦の勇士となっていく過程は悪くないだけに、もう少し味付けに気を使ってればと思ってしまうのだった。




ダグ・リーマン監督と言えば「ジャンパー」を思い出してしまうのだが、あれもちょっとオレには合わない内容だったなぁ・・・・。
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All You Need Is Kill 2 (ジャンプコミックス)

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