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G.I.ジョー バック2リベンジ 完全制覇ロングバージョン(iTunes Storeレンタル) [洋画レビュー]

G.I._Joe_Retaliation.jpg「G.I.ジョー バック2リベンジ〈完全制覇ロングバージョン〉」
(監督:ジョン・チュウ)

前作で悪の結社コブラを壊滅に追い込んだと思われたG.I.ジョーだったが、米国大統領(ジョナサン・プライス)はコブラ一味のザルタン(アーノルド・ヴォスルー)が変装の末に入れ替わっていた。ザルタンはその地位を利用してG.I.ジョーチームを罠にはめ、壊滅させる。隊長のデューク(チャニング・テイタム)は殉職。ロードブロック(ドウェイン・ジョンソン)ら生き残った数人は復讐のため、そして世界を守るために強大な敵に対して無謀とも思える戦いを挑む。

続編が右往左往しているのを当ブログでもお伝えしてたのに、結局劇場で見逃してしまったんで空き時間を利用してiTunesレンタルして視聴。こ、これは続編なのか!?(笑)

大統領が悪玉に入れ替わっているっていう前作のラストの落とし前という意味では確かにちゃんとついたんで続編なんだけど、逆に言うとそれ以外はことごとく続編になってない。

前作ではオモチャが原作の映画らしくガジェット満載の華やかな未来的イメージだったハイテクな世界観が一気に後退して、ほとんど現代と変わらない雰囲気になってしまった事。
前作では国家にとらわれない組織だったG.I.ジョーチームが、今作ではせいぜい米軍海兵隊の特殊部隊みたいな位置付けになってしまっている事。
ワタシが前作で気に入っていたキャラクターのシエナ・ミラー演じるアナが出てこない事は事前情報で分かっていたが、前作ラストで思わせぶりに終わっていたアナとデュークの物語を、序盤のデュークの死によってあっけなく終わらせてしまった事。

これらは前作では肝だったはずで、それを全て変えてしまうなんて考えられない。

これは、明らかに監督の問題だろう。Wikiの当該ページに監督のコメントが若干載っているが、それを見るまでもなく、前作のような物語を紡いで行く能力がジョン・チュウ監督にはなかったのだと思う。
ワタシはある程度Budgetの問題なのかと思っていたが、確かに前作よりは低くなっているとは言え、今作も1億3,500万ドルの予算がつぎ込まれている。
上記の問題を全て予算の都合に出来る程の低予算映画ではない。

多分この監督はSF的なものはニガテで、アクション映画を撮りたかっただけなのだろう。Budgetがいっぱい付いて、アクションを撮れるという事を期待してオファーを受けたのではないか。だから主役は肉体派のドウェイン・ジョンソンで、憧れのブルース・ウィリスにも出演して貰えた。監督はさぞ喜んだ事だろう(笑)

確かに単独のアクション映画だと思えば割と見れる(笑)。ストーリーはメチャクチャだしゴリ押しだらけだけど、アクション場面とアクション場面を繋いでいるだけだから(笑)あんまりこだわらなければこれで良いような感じだ。

それにしてもよくこんな内容にOKが出たな。これではもうこの続編は作れないだろう。やるならこの2作目をなかった事にして(笑)1作目の続編を作り直すしかなさそうな気がする。とにかくジョン・チュウ監督には前作に対する敬意が全く感じられなかった。それが一番残念だった。





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コメント 4

turbo

前作が良かったなぁ…
デュークが序盤で去ってしまうとは(^^;)

by turbo (2014-01-20 06:28) 

tomoart

>turboさん
そうですよねぇ・・・・
by tomoart (2014-01-23 01:07) 

エコピーマン

あまりガラッと変わってしまうと へんてこりんですよね...(´ー`)b
by エコピーマン (2014-01-23 23:52) 

tomoart

>エコピーマンさん
ホントですよー( ;´Д`)
by tomoart (2014-01-24 00:11) 

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