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ゼロ・グラビティ(3D・字幕版) [洋画レビュー]

Gravity_Poster.jpg宇宙に浮かぶスペースシャトル。その周囲で艦外作業をしているライアン(サンドラ・ブロック)やマット(ジョージ・クルーニー)たち。普段のルーティンワークであったはずの作業はしかし、ロシアの人工衛星爆破から始まった事故の巻き添えを食い、多くの死者を出す惨事で中断。ライアンも宇宙空間に放り出されてしまう・・・・

世の中的にはかなり評判がいいらしい今作。SFに分類される作品には珍しく(笑)アカデミー賞作品賞にもノミネートされている事からも評判の良さがわかる。

ただ、ワタシ的にはそれほど面白くなかったような・・・・(笑)。ストーリーを語る従来の映画作品として考えると、やや冗長で退屈じゃなかろうか(爆)。

確かに宇宙から見た地球や宇宙空間の精緻な描写など映像の美しさ、そして宇宙の無重力下での俳優たちの自然な行動は目を見張るものがある。そして、それを3D映像として見せる事で、一層の臨場感を与えている部分は特筆すべきものがある。

ただ、それだけではテーマパークのアトラクションじゃなかろうか。映画館で“アトラクション3D”と銘打って登場したのは「怪盗グルーの月泥棒 3D(2010年)」(未見)だったか。本作の精緻さはモノ凄いが、アトラクション的要素という意味では似た位置付けなのかもしれない。

折角これだけ精緻な宇宙空間の描写を手にしたのだから、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」や「トゥモロー・ワールド」を撮ったアルフォンソ・キュアロン監督ならもっと出来たんじゃないか、面白いストーリーを描けたんじゃないかと思ってしまう。ゼイタクかなぁ・・・・。

本作のストーリーは、助けの来ない宇宙空間から、いかにして地球にたどり着くかという一点。言ってしまえば「猿の惑星」あるいは「600万ドルの男(ちょっと違うか)」のプロローグ部分を一本の映画にしたようなもの。余程の仕掛けがなければ(なかったわけだけど)冗長になるのは当然と言えるかも。

悪口ばかり書いてしまったが、見ればよく出来ているし、上記のように体験型のアトラクションだと思って見れば、一層楽しめると思う。




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エコピーマン

レンタルが出るまで待ってます 面白そう...(´ー`)b
by エコピーマン (2013-12-30 20:27) 

tomoart

>エコピーマンさん
家の環境だと、あんまり面白くないかも(^_^;)
劇場、特にIMAX3Dで観るのがいいらしいです…
by tomoart (2013-12-31 00:25) 

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