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アメイジング・スパイダーマン(2D・吹替版) [洋画レビュー]

The_Amazing_Spider-Man_theatrical_poster.jpeg「アメイジング・スパイダーマン(2D・吹替版)」
(監督:マーク・ウェブ)

大ヒットしたサム・ライミ監督三部作からリブートした新生スパイディ映画第一弾。サム・ライミ版との大きな違いはピーターが高校生という事(サム・ライミ版では大学生)。スパイダーマン誕生からそのままの時間軸で最初の活躍が描写されている。そのせいか、全体的に話の運びはスムーズで、尚かつ細かく描写されている印象だ。

科学者のパーカー夫妻の子供ピーターは伯父夫婦(マーティン・シーン/サリー・フィールド)に預けられて育った。両親に捨てられたのではないか、という悩みを持ち続け、高校3年生になったパーカー(アンドリュー・ガーフィールド)はある日、父の残したバッグを見つける。その中の資料からコナーズ博士(リス・エヴァンス)と父との繋がりを発見したパーカーは、両親の真実を求めるあまりコナーズ博士のラボがあるオズコープ社へと潜入、そこで実験に使われていた蜘蛛に噛まれてしまう。

全体的な印象はイッツ・スパイダーマン(笑)。ヒーロー映画ではあるものの、やはり青春映画の側面が強い印象。スパイディの“強さ”としては、劇中で怪我もするし前シリーズと比較してもかなり弱いんじゃないかなぁ。その辺りは青春してる事と合わせて、よりスパイダーマンを人間臭く描こうという意識の現れかな。

ダークな味付けがされるという話もあったけど、極端な振られ方はしていない感じがする。ただ前シリーズ一作目では少し感じられたユーモアがほとんどないし、ヒロインのグウェン(エマ・ストーン)との楽しいひと時もかなり少ないので、明るい雰囲気の印象に残る場面があんまりない。

なので、映画を観て受ける印象は結構真面目な青春映画。ワタシの好みとしてはもっと明るい方が趣味なんだけど・・・・まぁ好みの問題かもしれないけど。

アンドリュー・ガーフィールドはトビー・マグワイヤに比べて悩み顔が似合ってる(笑)。パーカーの笑顔のシーンはかなり少なかったよなぁ・・・・。トビーのパーカーはちょっと不思議くんチックな雰囲気もあったけど、今回のパーカーは地に足の着いた役どころで、より現実感を持っている。

ヒロイン役のエマ・ストーンは割とカワイかったですよ(爆)。キルスティン・ダンストのヒロインはややクセがあったのでw一般的に単純にかわいくていいんじゃないでしょうかね。しっかり者な感じが終盤の行動につながっていてキャラクターとしても立ってるかな。ただグウェンは原作では○○でしまうので・・・・(汗)、気の早い心配ながら今シリーズの先行きを思うとそれも暗い気持ちに。クライマックスで彼女のお父さん(デニス・リアリー)に投げかけられる言葉が伏線ぽくてヤな感じ(笑)。

ワタシとしては、つまらなくはなかったけど諸手を上げて賛成できないスパイディ映画、って感じですね。続編制作が既に決まってるので、「アイアンマン」ほどじゃなくていいからwもう少し雰囲気明るくして欲しい。クリス・ノーラン版「バットマン」シリーズが大ヒットしたからといって、みんながみんなダークにしなくていいのにね。「アベンジャーズ」の超大ヒットで全体的に方向性が変わって行くと嬉しいんだけど。



スパイディのビルの間を飛び回るシーンのCGは前シリーズよりずいぶん自然だった気がします。って言っても今回はあんまりそういうシーンなかったな(笑)。
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前シリーズは二作目だけレビュー済み。微妙だなぁ(汗)。

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tomoart

>カズユキさん
nice!ありがとうございます。
by tomoart (2012-08-10 04:16) 

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