SSブログ

タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(3D・吹替版) [洋画レビュー]

The_Adventures_of_Tintin_-_Secret_of_the_Unicorn.jpg「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(3D・吹替版)」
(監督:スティーブン・スピルバーグ)

新聞記者のタンタン(浪川大輔)は、ある日立ち寄ったフリーマーケットで素晴らしい帆船ユニコーン号の模型を見つけて買い取る。しかしその直後、謎の男に「その船に関わらない方がいい」と声を掛けられ、更にサッカリン(森田順平)に言い値で模型を買い取らせて欲しいと申し入れられる。振り切って模型を自宅に持ち帰ったタンタンが図書館でユニコーン号の実船について調べてみると、昔海賊に襲撃されて財宝もろとも沈没した事が分かる。ところが意気揚々と自宅に戻ってみると、そこは荒らされてユニコーン号の模型が盗まれていた。サッカリンを怪しんだタンタンは、サッカリンが買い取ったというムーランサール城へと潜入を試みる。

ピーター・ジャクソンが製作に名を連ねたスピルバーグ作品という事で、それなりに面白かろうと思っていたのだが、意外と乗れなかった・・・・。

まずストーリーが一本調子で変化に乏しいのが困り者。スピルバーグのアクション映画って割とそうなりがちな気がするが、例えば「インディ・ジョーンズ」シリーズなどなら役者の演技や味で変化が付く。でもアニメではそこまでの味は出せないのが辛いところ。お陰で一本調子な流れだけが目立つ結果になっている。

もう一つは背景美術などの作り込みが今イチな気がする。アニメでは画面に色々なものが自由に出せる代わりに、出そうと思ったものしか見せられない。プロジェクト全体のクリエイティブ能力が問われる訳だが、そこにもやや欠陥があるように思う。有名なマンガが原作な訳だが、漫画的な誇張も感じられず、その割にはリアルな実在感も感じられない。

お陰で画面から受ける魅力がほとんどない。それでストーリーに魅力が薄ければつまらないのも仕方が無いというところか・・・・。



原作マンガ。他にも色々売ってますね。
ペーパーバック版 なぞのユニコーン号 (タンタンの冒険)

ペーパーバック版 なぞのユニコーン号 (タンタンの冒険)

  • 作者: エルジェ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2011/04/05
  • メディア: ペーパーバック
ペーパーバック版 タンタンの冒険6冊セット1

ペーパーバック版 タンタンの冒険6冊セット1

  • 作者: エルジェ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2011/04/30
  • メディア: 単行本
ペーパーバック版 タンタンの冒険6冊セット2

ペーパーバック版 タンタンの冒険6冊セット2

  • 作者: エルジェ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2011/06/05
  • メディア: 単行本
ペーパーバック版 タンタンの冒険6冊セット 3

ペーパーバック版 タンタンの冒険6冊セット 3

  • 作者: エルジェ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2011/08/01
  • メディア: 大型本
ペーパーバック版 タンタンの冒険6冊セット 4

ペーパーバック版 タンタンの冒険6冊セット 4

  • 作者: エルジェ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2011/10/03
  • メディア: 大型本

nice!(2)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 1

tomoart

>gorosan5670さん
nice!ありがとうございます。今作、なんとも残念な出来だった気がします。でも3Dデータがあるし、それなりにヒットすれば続編作っちゃうんだろうなぁ。スピルバーグ本人が監督するかは別としてw
by tomoart (2012-01-07 01:12) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

1ヶ月無料のU-NEXT

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。