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リアル・スティール(字幕版) [洋画レビュー]

Real_Steel_Poster.jpg「リアル・スティール(字幕版)」
(監督:ショーン・レヴィ)

先日短評を書いたが、改めて。

チャーリー(ヒュー・ジャックマン)は優秀な元ボクサー。ロボットボクシング(=リアル・スティール)が台頭して以来、仕方なく参加しているが、自分がやるようには上手く行かず次々とロボットをスクラップにし、ロボットボクサーのジム(整備所)を経営している恋人のベイリー(エヴァンジェリン・リリー)とも喧嘩してしまう。そんな中、疎遠にしていた元恋人が亡くなり、すったもんだの末、私生児として産まれた自分の子供マックス(ダコタ・ゴヨ)を引き取る羽目になる。チャーリーはマックスとの付き合い方に戸惑うが、マックスはリアル・スティールのファンでチャーリーの参加する試合に付いていこうとする。

いや、良かったw 予告編が『感動作』といった売り方をしているので、何だかベタな“父子の絆”物語を見せられるのかと感じて今イチ観る気が失せていたのだが、観といて良かった。ホント、最近の洋画のプロモーションは間違いだらけ。自ら洋画の失墜を呼び込んでるみたいで情けない(話がズレたw)。

今作は父子関係の機微を描いているのは間違いないが、もう一方のボクシング映画・スポ根映画としての側面もちゃんと作られている。この二つの側面を上手くつかって相乗効果をあげている印象だ。

『お互い拒否反応を示す父と子が、共通の話題(ここではリアル・スティール)を通して距離を縮めていく家族再生の物語』という側面と『最初は全く勝てないチャーリーが新たなサポートと新たなモチベーションを得て復活し、サクセスストーリーを駆け上がっていくスポーツ物語』という側面。片方だけ取り出してみるといかにも単純な王道のストーリー展開だ。ただ今作はちゃんと双方が呼応した形でストーリーに組み込まれている。父と子が近しくなっていくに従ってボクシング的にも成功していくので、観ている側の気分が素直に盛り上がっていけるから気持ちいいのだ。

とは言え通常の映画の二本分の話が盛り込まれている訳だから、それぞれは当然薄くなっていく訳で、ドラマ性が弱く突っ込み不足なのはある意味当然だ。今作は娯楽作として、ポンポン進むストーリーを単純に楽しみ、ロボットアクションに喝采をあげ、そして最後の試合に二つの物語のクライマックスをちゃんと重ねた演出に身を委ねれば、ヒュー・ジャックマンとダコタ・ゴヨがツボを抑えたいい表情を見せてくれるので、気持ちよく泣かせてくれます(笑)。

上映もそろそろラストスパートかと思いますが、見逃してる方は是非ご覧を。ヒューこだわりの「ウルヴァリン」なんかよりよっぽど面白いですよ(爆)。



ショーン・レヴィ監督の代表作。これはどちらかというとギャグの部類でしたが、「リアル・スティール」はそう言った部分が抑えめで、その辺りのバランス感も良かったです。
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tomoart

>YaCoHaさん
>turboさん
nice!ありがとうございます。
by tomoart (2012-01-07 00:53) 

スーパーコピー

私apreciatingはとても楽しいです。私は今まで見たこともこんなにかわいい記事の中で、わたしは明日帰り続けて読む。
by スーパーコピー (2012-03-21 10:25) 

スーパーコピー

ありがとうございますsharring資料が、このブログ。それはきれいです。
by スーパーコピー (2012-03-21 10:26) 

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