マイティ・ソー(3D・字幕版) [洋画レビュー]
「マイティ・ソー(3D・字幕版)
(監督:ケネス・ブラナー)
神の住む地アスガルドに王として君臨するオーディン(アンソニー・ホプキンス)は、血気盛んなばかりに問題を起こした息子ソー(クリス・ヘムズワース)を懲らしめるため、全ての能力を剥奪して地球へと落とす。そこでソーは美しい天文物理学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)と出会い、心を動かされていく。
またしてもすっかりタイミングを逃してしまったレビューです(汗)。
うーん、割とフツーでしたw フツーに面白かったけど、ケネス・ブラナーが監督した意味はあったのかなぁ、という感じ。今作は(おそらく続編アリだと思うが)ヒーローとしての“マイティ・ソー”誕生編という意味合いが大きい訳だが、それにしては結構モリモリな印象。ストーリーを語るのに手一杯で、ドラマ性を追いかける余裕はなかったようだ。
一作目ってのはそれ以降の作品より余裕があるのが普通だ。なぜなら二作目以降には新キャラが出て新しい事件が起こって、でも既存キャラも活躍させなきゃいけないし、前作以上の盛り上がりも求められる。一作目は新の状態からスタート出来るので、描くべき内容を選択しやすい。
ただ今作のタイトルロールであるソーは、そのポジショニングが難しいキャラだ。よくある普通の人間が新たな能力に目覚めるのではなく、元々スゴい能力(神なんだから当然だ)を持っているのにそれを奪われ、そして再び復活するってわけだから。これってアウトラインだけ考えれば二作目以降によくある話なのに気づく。モリモリな話にならざるを得ないわけだなぁ。
あきらめの良い監督なら、ソーがアスガルドから追放されるまでをナレーションなど交え冒頭5分でコンパクトに伝えちゃうって手もあったと思うが、ケネス・ブラナーはそこまで割り切った演出は出来なかったようだ。真っ正直に描写して30分くらい?は使っているために後ろにしわ寄せが来てしまったのだろう。
本当はあれだけ血の気の多かったソーが改心するには、ジェーンとの深いつながりがもっともっと欲しかったところ。市井の一生活者に触れ、その懸命に生きる姿や優しさに打たれ、己の所業を悔い改める。そんな展開をケネス・ブラナー監督の演出で観たかったなぁ。ちょっとアクションに振り過ぎだと思う・・・・・。
おもちゃもいいけど本も出てるんだね。
(監督:ケネス・ブラナー)
神の住む地アスガルドに王として君臨するオーディン(アンソニー・ホプキンス)は、血気盛んなばかりに問題を起こした息子ソー(クリス・ヘムズワース)を懲らしめるため、全ての能力を剥奪して地球へと落とす。そこでソーは美しい天文物理学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)と出会い、心を動かされていく。
またしてもすっかりタイミングを逃してしまったレビューです(汗)。
うーん、割とフツーでしたw フツーに面白かったけど、ケネス・ブラナーが監督した意味はあったのかなぁ、という感じ。今作は(おそらく続編アリだと思うが)ヒーローとしての“マイティ・ソー”誕生編という意味合いが大きい訳だが、それにしては結構モリモリな印象。ストーリーを語るのに手一杯で、ドラマ性を追いかける余裕はなかったようだ。
一作目ってのはそれ以降の作品より余裕があるのが普通だ。なぜなら二作目以降には新キャラが出て新しい事件が起こって、でも既存キャラも活躍させなきゃいけないし、前作以上の盛り上がりも求められる。一作目は新の状態からスタート出来るので、描くべき内容を選択しやすい。
ただ今作のタイトルロールであるソーは、そのポジショニングが難しいキャラだ。よくある普通の人間が新たな能力に目覚めるのではなく、元々スゴい能力(神なんだから当然だ)を持っているのにそれを奪われ、そして再び復活するってわけだから。これってアウトラインだけ考えれば二作目以降によくある話なのに気づく。モリモリな話にならざるを得ないわけだなぁ。
あきらめの良い監督なら、ソーがアスガルドから追放されるまでをナレーションなど交え冒頭5分でコンパクトに伝えちゃうって手もあったと思うが、ケネス・ブラナーはそこまで割り切った演出は出来なかったようだ。真っ正直に描写して30分くらい?は使っているために後ろにしわ寄せが来てしまったのだろう。
本当はあれだけ血の気の多かったソーが改心するには、ジェーンとの深いつながりがもっともっと欲しかったところ。市井の一生活者に触れ、その懸命に生きる姿や優しさに打たれ、己の所業を悔い改める。そんな展開をケネス・ブラナー監督の演出で観たかったなぁ。ちょっとアクションに振り過ぎだと思う・・・・・。
おもちゃもいいけど本も出てるんだね。
【ムービー・マスターピース】 『マイティ・ソー』 1/6スケールフィギュア ソー
- 出版社/メーカー: ホットトイズ
- メディア: おもちゃ&ホビー
Marvel Select - Action Figure: Thor - Thor
- 出版社/メーカー: ダイアモンドセレクト
- メディア: おもちゃ&ホビー
マイティ・ソー:アスガルドの伝説 (ShoPro Books)
- 作者: スタン・リー
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2011/07/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ボクはいまだに武器の使い方が違うんじゃないかな〜と思ってますよ。
by inuneko (2011-08-19 20:00)
>peachさん
nice!ありがとうございます。
>inunekoさん
nice!&コメントありがとうございます。そうなんですか?ムジョルニアの使い方はアメコミに準じていたとは思いますが・・・・。元の神話との関係性って事?
by tomoart (2011-08-20 11:02)
どもです。
私はフツーに楽しめました。
てんこ盛り感やダイジェスト感というか
慌ただしさも感じたけど…。
次回ありますよね…。楽しみ(^_^)
by turbo (2011-08-20 21:05)
>turboさん
nice!&コメントありがとうございます。うん、フツーには楽しめる作品だったと思います(笑)。ケネス・ブラナーが監督してるから、もっとひねったヒーローものになるかと思ったんで、その点が残念なだけで・・・・(汗)。
by tomoart (2011-08-23 03:24)