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ハリー・ポッターと死の秘宝 part1(吹替版) [洋画レビュー]

HP7part1poster.jpg「ハリー・ポッターと死の秘宝part1(吹替版)」(監督:デヴィッド・イェーツ)

いよいよヴォルデモート(レイフ・ファインズ)の脅威は全世界に及び、マグルにも被害が出始めていた。マッドアイ(ブレンダン・グリーソン)たちは最後の希望であるハリー(ダニエル・ラドクリフ)を隠すため、ダーズリー家から隠れ穴に移送する作戦を立て実行。ところがその計画は死喰い人一派に筒抜けだった。激しい戦闘による犠牲を払いながらも、何とか隠れ穴に結集した不死鳥の騎士団たち。しかしハリー、ロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)はヴォルデモートを倒すべく、ダンプルドア校長(マイケル・ガンポン)の遺言通り、分霊箱を探し出して破壊する為に旅立つのだった。

重ーい(笑)。原作を読んでいるので分かっている事だったが、やっぱりかなり重い話になっている。映画はどうしても原作以上にエピソードを圧縮して伝えなければいけない為に遊びの部分がつくれず、余計に本当に深刻な話ばかりになっちゃってるのかもしれない。

前作が結構恋愛あれこれで盛り上がった事もあって、それに比べて今作は余りにも暗いので余計に気になる。確かにそういう話なんだけどさ。でも本当はちょっと滑稽なシーンも、笑う気にさせてくれない空気が流れているのが残念だ。主役3人を演じて来た彼らも20歳を超えて来ているので、ノーテンキな演技よりシリアスで眉間にしわを寄せた演技をしたい年頃なんだろうなぁ。

映像的にはこのところのシリーズの定番となっているグレイッシュな映像で、美しく、時に広大な景色を見せてくれるのは良い。ただ当ブログ的にはエマ・ワトソンも笑顔が少ないし、前から注目して来たルーナ・ラブグッド(イヴァナ・リンチ)もホンのちょっとしか出演がないし、女優的に物足りないのが更に印象を悪くしてるかも(木亥火暴)。

まぁ、そういうわけで(?)、クライマックスに向かっているって事はヒシヒシと伝わって来る。みんながヴォルデモートを恐れているし、次々と殺されたり捕まったり。その上で、パート1なんで当然『あー、終わっちゃった』ってところで終わっちゃう(笑)。やっぱり今作はパート2を観てみないと、本当の意味での評価は出来ないのかも。


原作。レビュー済です。
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  • 出版社/メーカー: 静山社
  • 発売日: 2008/07/23
  • メディア: ハードカバー

前作。こちらもレビュー済です(笑)。
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coco030705

こんばんは。
そうですか、重いですか・・・。でも観ないともうハリポタも終わりですものね。観ようかどうしようか迷いますね。

by coco030705 (2010-12-28 23:43) 

tomoart

>coco030705さん
nice!&コメントありがとうございます。そうなんですよ、ほとんど息抜きなしの重さですね(汗)。とは言えシリーズ完結が見えてるし、ここまで観て来たからやっぱり観ざるを得ないですよねw 重い話もあっての大団円を期待しましょう(原作読んじゃってるから最後は知ってるんだけど笑)。
by tomoart (2010-12-29 03:44) 

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