プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂（字幕版）

「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂（字幕版）」（監督：マイク・ニューウェル）

古代ペルシャ帝国の時代。シャラマン王（ロナルド・ピックアップ）が不在の中、ペルシャ軍を率いる王子タス（リチャード・コイル）は、叔父ニザム（ベン・キングスレー）の助言もあり、反逆の罪で“聖なる都”と呼ばれるアラムートを攻撃する。ダスタン王子（ジェイク・ギレンホール）の大活躍で見事に勝利するペルシャ軍だったが、その後の勝利の宴に帰還したシャラマン王は毒殺されてしまう。状況から疑われたダスタン王子は、アラムートの女王タミーナ（ジェマ・アータートン）に引きずられるようにアラムートから脱出する。
しかしタミーナの心はダスタンの救出にはなく、アラムート陥落戦の中でダスタンが手に入れた不思議な短剣にあった。これは代々アラムートの女王が受け継いできた、時間を操る短剣だったのだ・・・・。

いやー、いかにもジェリー・ブラッカイマーらしい、アクション・エンタテインメント作品だった。いいですねぇ。こういうの大好きです（笑）。観ている間きっちり楽しくさせる、ハリウッドの職人技。そして歴史のない大国である米国民が大好きな古代の歴史ものでもありますね。残念ながら大ヒットとは行きませんでしたが、日本人的にはこういう、いわゆるハリウッド・エンタテインメントが、ちゃんと定期的に日本で公開されて行く方が幸せだと思いますw（向こうじゃいくらでも公開されているんでしょうけど）

そして、ハリウッド・エンタテインメントらしく、話はやや穴がw　ワタシが特に混乱したのは、名優アルフレッド・モリーナ演じる砂漠の小悪党シーク・アマールが一行にくっ付いて来る理由。ナイフの名手セソ（スティーヴ・トゥーサント）の一行への入れ込みについてもちょっと不自然な気がした。特にセソは後半、活躍の機会があるので、もう少し掘り下げて欲しかったキャラクターだった。

脚本的にも、予告編でも出てきて非常にキャッチーなガジェットである“時間の砂の短剣”が、残念ながら使い切れていないのがキビシい。確かに頻繁に使ってしまってはよろしくないが、アクションに絡められたのがヘビ退治だけでは余りにももったいないのではないか。出来ればもう少し活躍の場が欲しかった。

そして当ブログ的に注目のジェマ・アータートンだが、今作ではかなりのツンデレキャラで光っているw　ただ実はこの作品で一番光っていたのは、残念ながらダスタン役のジェイク・ギレンホールだ！男から観ても、こりゃ魅力的なキャラだという感じ。日本人から見ると目が寄り過ぎな顔立ちだがw無精髭に優しげな笑顔が似合い、体は引き締まって筋肉隆々と、同性としては白旗状態（爆）。女子はファンになる事請け合いじゃないっすかね〜・・・・。

という事でいろいろあるが、全体的には概ね楽しい作品。確かにDVD鑑賞でもいいけどwアクション堪能するなら、出来れば劇場にて。


ワタシが劇場で観たマイク・ニューウェル監督の2作品。「フォー・ウェディング」は面白いけど、ワタシ的にはヒロインのアンディ・マクダウェルが今イチでした（汗）。

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タグ：マイク・ニューウェル プリンス・オブ・ペルシャ

コメント 3

＞ミルクさん
こちらにもnice!ありがとうございます。ミルクさんはご覧になりましたか？悩まずに単純に楽しめる、こういう映画も絶対必要だと思いますんで、上映も残り少ないですが、みんなで観て欲しいですね。
by tomoart (2010-06-21 02:48) 

はじめまして。

私的には、プリンス・オブ・ペルシャ／時間の砂は、わかりやすいエンターテイメントを目指しすぎてて、つまらなかったです。ジェイク・ギレンホールも、がんばってたと思うけど、アクション映画の主人公としては、なにかが足りない気がしました。

映画としてのアイディアはまあまあだったので...
by naotomo (2010-06-24 11:01) 

＞naotomoさん
コメントありがとうございます。お好みに合わなくて残念です。ワタシはわかりやすいエンタテインメントが大好きなんで（汗）それなりに満足でしたね。ジェイクは、もう少し、時間の砂の短剣に絡めてスーパーな活躍があれば、確かにもう一段引き立ったんじゃないかと思います。その辺りが残念です。
by tomoart (2010-06-25 07:00)