So-net無料ブログ作成

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々(吹替版) [洋画レビュー]

Percy_Jackson_&_the_Olympians_The_Lightning_Thief_poster.jpg「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々(吹替版)」(監督:クリス・コロンバス)

普通の高校生、パーシー・ジャクソン(ローガン・ラーマン)の気苦労の元は、優しい母サリー(キャサリン・キーナー)に似つかわしくない義父(ジョー・パントリアーノ)の事。しかしそんな日常を忘れさせるような出来事が起きる。挙動がおかしいと思っていたドッズ先生(マリア・オルセン)に呼び出され、二人きりになった時、先生が怪物に変化、襲って来たのだ。
パーシーはオリンポスの神と人間の間に生まれた半神・デミゴッドだった。密かに見守って来たブルナー先生(ピアース・ブロスナン)と、親友で守護者でもあるグローバー(ブランドン・T・ジャクソン)はパーシーを“訓練所”へと避難させる事に。そこは様々なデミゴッドが集まり、特殊能力を使いこなせるように指導する場だった。しかしそこへと向かう中でまたしても新たな怪物が出現、サリーは殺されてしまう。パーシーの苦難の道の幕開けだった・・・・。

のっけから興収の話題で恐縮だが、米国内では1億ドル突破が難しい情勢となっている今作だが、日本国内では割と健闘している。だからという訳でもないが、確かに今作は日本において、一般的にハリウッド作品に求められている要素を十二分に満たしているように思う。SFファンタジー。VFXを多用した派手な映像。観ている間楽しんで満足出来る。そういう意味では期待を裏切らない作品。ただ、寂しいのはプラスαがほとんどない事か。

とにかく全体に軽い印象。映像もそうだし、話もそうだ。
パーシーが怪物に襲われた時や、母親が死んだ時など、本当ならパーシーの心が揺すぶられるはずの部分が本当にアッサリしている。パーシー役のローガン・ラーマンの演技もあるかもしれないが、やはりクリス・コロンバスの演出と言うか作風だと思う。確かに作品としてはそこで暗い雰囲気になり過ぎても話が滞ってしまうが、にしてもこれではパーシーに感情移入する余地がない。

同じように冥界へと向かう旅も、ポイントポイントしか語られないので北米大陸を横断しているようなスケール感がほとんど感じられない。それだけの長い距離を移動するにもかかわらず、ロードムービー的アプローチが皆無だからだ。観ているとどうしても、パーシー、グローバーとアナベス(アレクサンドラ・ダダリオ)が絆を深めていくような、さりげないエピソードが欲しくなってしまう。それがないから三人が本当の意味で生きて来ない。
例えば普通の強盗に襲われるとか、爺さん婆さんとのふれあいがあるとか、車が故障して困ってる人に遇うとか、そういうストーリーが入っていれば、世界観もずいぶんと広がったのではないだろうか。

もともと原作では12歳という設定らしいパーシーを、クリス・コロンバスが親子関係や思春期の悩みなどを盛り込む為に17歳にしたらしいので、その変更を十二分に使い切れていない、というのが問題のようだ。

一応続編製作の話題も出ているらしいが、このままではちょっと厳しいのではないだろうか。興収の問題もあるが、原作通りに5作作るとなると、映画作品としてもっと観たいと思わせるようなエモーショナルな部分が必要だと思うのだ。


原作読んでみようかなぁ・・・・。
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃

  • 作者: リック リオーダン
  • 出版社/メーカー: ほるぷ出版
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本

続編は・・・・多分ないでしょう(汗)。
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々〈2〉魔海の冒険

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々〈2〉魔海の冒険

  • 作者: リック リオーダン
  • 出版社/メーカー: ほるぷ出版
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々〈3〉タイタンの呪い
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々〈4〉迷宮の戦い
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々〈5〉 最後の神
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。