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PUSH 光と闇の能力者 [洋画レビュー]

Pushposter08.jpg「PUSH 光と闇の能力者」(監督:ポール・マクギガン)

これまた一ケ月以上前の鑑賞で・・・。これまた感想が書き辛い作品だったんですが。

香港のダウンタウンに暮らすニック(クリス・エヴァンス)。彼は米国の特殊な秘密機関ディビジョンから逃げ出して来た念動力を持つ超能力者だった。ある日彼の元に見ず知らずの少女キャシー(ダコタ・ファニング)が現れ、ディビジョンから逃走したキラ(カミーラ・ベル)という少女を一緒に捜して欲しいと頼まれる。キャシーは予知能力者、そしてキラは相手の記憶の書き換えが出来る“PUSH”という能力の持ち主だった。
しかし敵はディビジョンだけではなかった。香港の超能力者一派もキラを狙っていたのだ。ニックは逃亡生活を捨て、過激な超能力抗争に巻き込まれていくのだった・・・・。

さて、大急ぎで書いているw冬休みの宿題のようなレビューで恐縮です。この作品、レビューが遅れたのはどうにも捉えどころのない作品だったから。面白くない訳じゃないんですが、どことなくスッキリしない感じの作品なんですよね。

で、延々と考えていてふと思ったのは、クリス“火の玉ボーイ”エヴァンス主演、ダコタ・ファニング、カミーラ・ベル共演という事で、ワタシの観る前の印象が“エンタテインメント娯楽(大)作”だったのが良くなかったのかも、という事。
よくよく思い起こせば、以前Trailerを紹介した時の印象そのままで、結構安いデキなんですよ。全編香港ロケだし、VFXは最小限に抑えられている。見てみればBudgetは何と38百万ドルだってんで、Worldwideで何とか48百万ドルの興収を挙げてるんで収支はそこそこなんですよね、意外な事に。
つまり、これって低予算のSFスリラーっていう、まぁ当初持っていた印象とは全然違う方向性の作品だったと。

さて、そう考えて思い返してみると、意外とこれは良い作品。オール香港ロケの猥雑感とか、アジア系含め一癖も二癖もある役者でまとめた脇役たちとかが、超能力ものというややマイナーな物語と絶妙にマッチしてて味がある。
特に良いと思ったのは、大量のキャラクターが出て来るのだが、キャスティング+設定された超能力で各々が強烈な個性を発揮していてみんなキャラが立っている。これがホントに楽しいのだ。
ま、当ブログ的には、当初から期待していたダコタ・ファニングとカミーラ・ベルのダブルヒロインは、カミーラ・ベルは良かったがダコタ・ファニングは演出上、あくまで子供扱いだったのが残念だった。でもその代わりミンナ・ウェン扮するエミリーは美しかったし、ちょっと役者名が分からなかった敵ボスの娘なんかも狂気スレスレのところの個性が意外と魅力的であったので充分満足だ(結局それかよ)w

物語上も一筋縄では行かないひねり具合が利いていてよかった。スカッとはしないけどw でも今作はそのスカッとしないところが個性なのかなぁという感じだ。あくまでもインディペンデント系な作品なのだ。

もう上映もとっくに終わってるので、DVDを見つけたらレンタルで見てみてください。結構イケますよw


うげー、まだインポートものしかないや・・・・。
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