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地球が静止する日 [洋画レビュー]

地球が静止する日「地球が静止する日」(監督:スコット・デリクソン)

地球外生物学者で継子の継母でもある未亡人のヘレン・ベンソン博士(ジェニファー・コネリー)はある日、政府のエージェントに半ば強制的に連行される。様々なジャンルの学者や専門家が集められた理由、それは人工的と思われる物体が、あと1時間強でニューヨークに向かって猛スピードで落下し、甚大な被害が予想されると言うものだった。必死に対応を検討するも余りにも時間がない中で有効な手だても打てぬままに落下して来る物体。しかしそれは急激に減速し、セントラルパークに着陸。人にそっくりな生物が出て来る。ヘレンが恐る恐る手を出すと、あたかも握手をしようとするかのように生物も手を出す。しかし警備の誰かが我慢出来ずに発砲してしまい、その生物は血を吹いて倒れてしまう。すると物体から巨大なロボットが出現。武装など全ての武器を使用不能にしてしまう。搬送される生物は助かるのか。そして目的は何なのか・・・・。

いやー、厳しかったなぁ・・・。ちょっと視点が定まらないと言うか、どんな人を対象にして作ったのかが今イチよく分からない内容でした。もしかしたら一番意識してるのは文芸作品とかを見る類いの人たちかしらん・・・だからワタシはダメだったのかなぁ(爆)。取り敢えず今回のテーマである地球環境破壊に関しては、言いたい事はよく分かりました。ワタシは前作も見てないし、前作の核兵器問題との比較も出来ないんですけど。でも環境破壊を止めるには人間がいなくなればいいんじゃね?ってのは誰でも考える事ですよねw
それにしても思った以上に静かな映画、という感じです。スリルもサスペンスもほぼなし。ゴートの活躍もちょっぴりでガジェッター的にも今イチw スペクタクル描写もほぼほぼ予告編に出て来る映像で網羅されてます(またか)。恋愛描写もなし。
一番の見どころはヘレンと継子のジェイコブ(ジェイデン・スミス)の親子関係の修復でしょうか。でもワタシの涙腺には余りアピールがなくて、終盤も泣けませんでしたが・・・・。

ジェイコブがウザキャラから変わっていく過程がうまく描かれていないのが一番の問題なのかもしれません。重要ではあるものの、終盤まで根幹のストーリーとは全く切り離されたキャラクターなので、描写のバランスが悪い。観ている方がもっとジェイコブに感情移入出来るようにしっかりと描かれていれば、クライマックスでガッツリと泣けたのかも。
あぁ、考えてみればヘレンのジェイコブへの愛情も、こちらはそれなりに描かれてはいるものの、継子であるジェイコブになぜそれほど愛情を感じているのかの理由が出て来ない。こちらも盛り上がらない要因の一端か。
上映時間が106分と短くて、それはそれでいいんだけど、なぜ上記のような描写の欠落を補って2時間作品にしなかったのか、余計に残念な気がしちゃいます。

しかし、ジェニファー・コネリーは美しかったですよ(木亥火暴)。本当にほっそりしちゃって、あの従来のファット感は何だったの!?って感じですw 完全にモデル体型になってました。もっとジェニファー・コネリー映画になってたら、また満足感が違ってたかなぁ(またそれか)w

いずれにしても、娯楽作としては中途半端。そう言えばタイトルも中身と関係なくなってるなぁ・・・・。


原作が入ってる短編集みたい。とは言え、ウィキ情報に寄ると前作段階でもかなーり違う内容らしいです。
地球の静止する日 (角川文庫)

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  • 作者: ハリー・ベイツ
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/11/22
  • メディア: 文庫

言わずと知れた前作(って見てないやつが言ってもなぁw)。
地球の静止する日 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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DVDの予約は出来ますw 気に入った方なら。

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コメント 2

ウォンカスキー

私SF映画は苦手でして、ほとんど見ないんですけど、このレビューみて少し見たくなりました。映画ではなく、ジェニファー・コネリーが!(笑)。

「ラビリンス」の彼女が忘れられませんO(≧∇≦)O !!可愛い!
子役からずっと長く女優業を出来る人って少ないですから、彼女は女優としてホンモノだったんだと思います。
ウィノア・ライダーもメチャクチャ可愛くて綺麗だったのに、万引きしてからやはりダメですねf(^_^;。

今年もあとわずか、来年も詳しくて楽しくて面白い映画ブログに期待しつつ…。いい年をお迎え下さいませ。
by ウォンカスキー (2008-12-31 06:49) 

tomoart

>ウォンカスキーさん
どもども。毎度nice!&コメントありがとうございます。
ジェニファー・コネリーは良かったですよw なんでウィル・スミスの子供の母親役をやんなきゃいけないか分からないくらい(爆)。どうしてもアングロサクソン系ばかりが出て来る映画になっちゃうので、黒人を入れたかったから起用したのか?と勘ぐりたくなってしまうtomoartでした・・・・。
ウィノナ・ライダーもジョニデと付き合ってる時が一番輝いてましたね。「シザーハンズ」の彼女を思い出しますなぁ。

今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
m(_ _)m
by tomoart (2008-12-31 19:03) 

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