SSブログ

真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章 [邦画レビュー]

「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章」(監督:今村隆寛

ラオウの視線から「北斗の拳」世界を描き直す5部作の第一作。ラオウ、トキ、ケンシロウの北斗三兄弟を中心に、ケンシロウと南斗聖拳の使い手・聖帝サウザーとの対決までを描く。

「北斗の拳」はほとんどマトモに読んだ事もなく、テレビアニメも数話見て面白くなかったんで止めちゃったので、北斗神拳とかケンシロウの設定とか、基本的な事もぼんやりとしか知らないワタシ。だから純粋にこの作品単独でしか判断出来ないのだが、思ったよりなかなか良かった。
ストーリーは、多分「北斗の拳」を知っている人を対象にしている部分もあると思うが、ちょっと初心者には追い辛い。キャラクターも多いし、それがまた似たタイプばかりなので、よく知っている人には一目瞭然でも知らないワタシから見ると最初は誰が誰だか分からなかった(汗)。でも中盤辺りから見分けられるようになって来ると、漢(おとこ)たちの熱き物語に没頭してきて、結局最後はちょっとウルウル来てしまったw
公開時は限られた劇場で公開され、それほど話題になった気もしないのだが、その割には劇場版としての作画のレベルも割と良い。どういうシステムでやっているのか分からないが、マンガのタッチ(ハッチングなど)をよく表現していて、顔のアップなど迫力があって良い。ただ、時々普通の動きがおかしな部分(なんだか中割がないみたいにカクカクしてるような)があり、バランス悪い気もする。技の表現では、今や常識ではあるがCGでぼかし処理などが使われ自然な描写。ただ迫力という意味ではクエスチョンが付くが。
「北斗の拳」名物の人体爆破シーンはそれほど回数もなく、スプラッター描写に期待する向きには今イチか。ワタシには充分だったけど。

描写される場所が割とピンポイントなので世界観が分かり辛かったり、登場人物について説明不足だったりと、一見さんお断り的な部分は確かにあるが、あまり「北斗の拳」を知らない人でも、構えて見なければ面白いと思いますよ。
 
 

真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章 ディレクターズ版 通常版

真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章 ディレクターズ版 通常版

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • 発売日: 2006/10/27
  • メディア: DVD


 
こちらが2作目。DVDのみで劇場公開されていないようです。この後、3作目は劇場公開(07/04/28公開済)、4作目はまたDVD、で5作目が劇場公開(08年春予定)という変則公開らしいです。

真救世主伝説 北斗の拳 ユリア伝 通常版

真救世主伝説 北斗の拳 ユリア伝 通常版

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • 発売日: 2007/02/23
  • メディア: DVD


 
こちら原作。去年から完全版として刊行されているようですね。

北斗の拳―完全版 (1)

北斗の拳―完全版 (1)

  • 作者: 武論尊, 原 哲夫
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: コミック


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

1ヶ月無料のU-NEXT