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セレニティー [洋画レビュー]

Serenity_One_Sheet.jpg「セレニティー」(監督:ジョス・ウェドン

500年後の未来。セレニティという名のボロ運搬船を駆る宇宙の運び屋マルコム(ネイサン・フィリオン)とその仲間は、訳あって統一政府〈同盟〉から追われているタム兄妹(ショーン・メイハー/ソマー・グラウ)を匿いながら、今日も依頼を受けて、ある惑星で強盗まがいの仕事をしていた。しかし、そこにリーヴァースと呼ばれる食人種族の襲撃を受ける。リーヴァースは人類の一部が変種した姿で、宇宙船を乗り回しているにもかかわらず、生きた人間を食う種族だった。這々の態で逃げ出したマルコム達は、依頼主の元へ報告に戻るが、そこで急にタム妹・リバーが自我を失って暴れ出す。するとリバーはその場にいた何十人もの男達を、見事な体使いで短時間に倒してしまう。彼女は強力な兵士を作る為の〈同盟〉のモルモットだったのだ・・・・。

ワタシだったら・・・?で紹介した「セレニティー」である。なかなか楽しいのだが、冒頭から話が乗って来る辺りまで、ワタシはちょっと混乱してしまって話についていけなかった。何でかと思ったら、それはこの作品がテレビシリーズ「FIREFLY」の映画化なのと関係があったのだ。


予備知識なしで見始めたら、宣伝ビジュアルも、映画で最初に出て来るのもリバー・タムなので、てっきりこの女の子か、もしくは兄のサイモンが主役なのかと思ってしまったのだ。だからホントの主役のマルコムに意識が行かなかった。しかもテレビシリーズでスピンオフして行ったキャラクターと思われる話も出て来て、ちょっとこの映画版だけだと説明が中途半端な所もある。それでちょっと引っ掛かってしまったわけだ。

テレビシリーズの一つの話としてみれば、ゲストの話から入るのは常套手段だし、マルコムと仲間達の説明が微妙に不足しているのも致し方ないと分かるのだが、その辺り認識不足だった。もう一度、そういう目で見直してみようかなぁ。

単独映画としては上記のように若干問題もあるし、有り体に言って「スター・ウォーズ」のパクリ的な世界観とも思う。制作予算規模も大作程ではないらしく宇宙船のCGが時々チープになってしまう時があったり、キャストは知らない人ばかりだったりする。でも確かに『英SFX誌の読者3000人による“世界のベストSF映画ランキング”』の栄えある一位というだけあって、なかなか面白かったですよ。日本で公開されなかったのが残念だし、元になるテレビシリーズ「FIREFLY」もBOXだけだとレンタルにならないので単品でDVD化して欲しい。ユニヴァーサルさん、頼みますよ。


多分、テレビシリーズの一つの話、といったニュアンスで作られているのだと思います。
セレニティー

セレニティー

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2007/04/01
  • メディア: DVD

これがテレビシリーズのDVD-BOX。コメントは大絶賛ですね。
Firefly: Complete Series (4pc)

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  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2003/12/09
  • メディア: DVD

ジョス・ウェドン製作のテレビシリーズと言えば、こちらを知っている人も多いのでは?サラ・ミシェル・ゲラーがカワイイですよ(爆)。
吸血キラー 聖少女バフィー ファースト・シーズン DVD-BOX vol.1

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2003/08/22
  • メディア: DVD

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