ナイトメアー・ビフォア・クリスマス [洋画レビュー]
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(監督:ヘンリー・セリック)
現在3-D版が公開中の「ナイトメア〜」である。監督こそやっていないが、ビジュアル的には最もティム・バートンぽさが色濃く出ている作品といえるだろう。
所はハロウィン・タウン。今年のハロウィンも盛大に盛り上がり、町のリーダーたるジャック・スケリントン(声:クリス・サランドン/歌:ダニー・エルフマン)はみんなに讃えられていた。しかし毎年毎年変化のない内容に嫌気がさしていたジャックは、迷い込んだクリスマス・タウンに心酔。今年のクリスマスを、サンディ・クローズ<サンタクロース>(声:エド・アイヴォリー)から奪う事を計画する。
この作品は超有名になってしまったので、全く知らんという人はいないだろう。グッズばかりが大量に市場に溢れているお陰でもう常識だと思うが、とにかく「ナイトメア〜」はキャラクター造形・画面造形の素晴らしさ、それに尽きるだろう。主人公のジャック、愛犬ゼロ、ジャックに恋するサリー(声:キャサリン・オハラ)、悪役のウーギー・ブーギー(声:ケン・ペイジ)、その手下の悪ガキ三人組(声:ポール・ルーベンス/キャサリン・オハラ/ダニー・エルフマン)と、メインで活躍するキャラクターも個性がはっきりしていていいが、画面を擦るだけのホンのチョイ役ですら、見るととても楽しくて忘れられない。吸血鬼3人のバイオリン弾きなんかもいい味出してて結構好きw
話はそれほどひねりがある訳でもなく、ミュージカル映画としていいかどうかはワタシには分からないが、とにかくストップモーション・モデルアニメでこれだけの長編をモノにした、そこにこそ成功の白眉があると言っていいだろう。そのお陰でキャラクターはスーツ・特殊メイクなどの場合には考えられない、人間体型から完全に脱却したデザインが成り立ち、しかもCGと違って暖かみが出た事で人形以上の物に見えたのだ。
しかし確かにストップモーションは大変らしく、それ以来追従する企画もほとんどなく(「ジャイアント・ピーチ」くらいか)、バートン自らメガホンを撮る「コープス・ブライド」まで待たなければならなかった。しかし、「コープス・ブライド」は、基本的に人間の話だったので、キャラクターは余りにも薄かった。それが今イチだった要因だろう。それでも意外と好きだけど。
しかしこの「ナイトメア〜」、ワタシもハマりました。ビデオで買って、DVDで買って、企画ものDVDで更に買ってしまった。バートンのイラスト満載のメイキング本も、文庫版のストーリー本も買った。天田やSkyBoxのトレカも買い漁った。
映画の作り込みもいいけど、バートンのイラストなんか見ると、とってもいいんだよね〜(爆)。3-Dバージョンを見たいんだけど、イクスピアリ内の劇場でしかやってないらしく、ちょっと苦しいなぁ・・・。
現在3-D版が公開中の「ナイトメア〜」である。監督こそやっていないが、ビジュアル的には最もティム・バートンぽさが色濃く出ている作品といえるだろう。
所はハロウィン・タウン。今年のハロウィンも盛大に盛り上がり、町のリーダーたるジャック・スケリントン(声:クリス・サランドン/歌:ダニー・エルフマン)はみんなに讃えられていた。しかし毎年毎年変化のない内容に嫌気がさしていたジャックは、迷い込んだクリスマス・タウンに心酔。今年のクリスマスを、サンディ・クローズ<サンタクロース>(声:エド・アイヴォリー)から奪う事を計画する。
この作品は超有名になってしまったので、全く知らんという人はいないだろう。グッズばかりが大量に市場に溢れているお陰でもう常識だと思うが、とにかく「ナイトメア〜」はキャラクター造形・画面造形の素晴らしさ、それに尽きるだろう。主人公のジャック、愛犬ゼロ、ジャックに恋するサリー(声:キャサリン・オハラ)、悪役のウーギー・ブーギー(声:ケン・ペイジ)、その手下の悪ガキ三人組(声:ポール・ルーベンス/キャサリン・オハラ/ダニー・エルフマン)と、メインで活躍するキャラクターも個性がはっきりしていていいが、画面を擦るだけのホンのチョイ役ですら、見るととても楽しくて忘れられない。吸血鬼3人のバイオリン弾きなんかもいい味出してて結構好きw
話はそれほどひねりがある訳でもなく、ミュージカル映画としていいかどうかはワタシには分からないが、とにかくストップモーション・モデルアニメでこれだけの長編をモノにした、そこにこそ成功の白眉があると言っていいだろう。そのお陰でキャラクターはスーツ・特殊メイクなどの場合には考えられない、人間体型から完全に脱却したデザインが成り立ち、しかもCGと違って暖かみが出た事で人形以上の物に見えたのだ。
しかし確かにストップモーションは大変らしく、それ以来追従する企画もほとんどなく(「ジャイアント・ピーチ」くらいか)、バートン自らメガホンを撮る「コープス・ブライド」まで待たなければならなかった。しかし、「コープス・ブライド」は、基本的に人間の話だったので、キャラクターは余りにも薄かった。それが今イチだった要因だろう。それでも意外と好きだけど。
しかしこの「ナイトメア〜」、ワタシもハマりました。ビデオで買って、DVDで買って、企画ものDVDで更に買ってしまった。バートンのイラスト満載のメイキング本も、文庫版のストーリー本も買った。天田やSkyBoxのトレカも買い漁った。
映画の作り込みもいいけど、バートンのイラストなんか見ると、とってもいいんだよね〜(爆)。3-Dバージョンを見たいんだけど、イクスピアリ内の劇場でしかやってないらしく、ちょっと苦しいなぁ・・・。
「ティム・バートンのナイトメアー・ビフォア・クリスマス」公式サイト
ティム・バートン ナイトメアー・ビフォア・クリスマス メイキングブック
- 作者: フランク・トンプソン
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2004/09/16
- メディア: 大型本
初めまして、今晩は♪
ナイトメア大好きです。ティム・バートンとの出会いは「ビートルジュース」が最初でした。
その後「ナイトメア」で本当に好きになり、「ジャイアント・ピーチ」と「コープス・ブライド」はそれぞれ4回ほど劇場へ行きました。
ナイトメア人気は日本で爆発的に人気があるようです。コレクターも多いみたいですね。私はコレクション趣味はないんで、買った物は全て使用してます(笑)。
私は読んだ事がないんですが、「オイスター・ボーイの憂鬱な死」って読まれましたでしょうか?高価なんで買ってないんですが・・・(^^;)。
内容をご存知でしたら教えて下さいm(_ _)m。
それでは長々とスミマセンでした。
by (2006-11-05 17:00)
>ウォンカスキーさん
はじめまして!nice & コメントありがとうございます。ワタシはコレクターなので(笑)結構くだらない系のグッズを集めましたw(ちゃんとしたブリスター入のフィギュアとかは買ってないけど)。今みたいなグッズ飽和状態になっちゃうと、逆に集め回る気もなくなりますが・・・。
「オイスター・ボーイの憂鬱な死」は、ワタシも費用対効果の問題で買いませんでした(笑)。ブラックで物悲しい短編集だったと思います・・・ってあんまり役立たず(爆)。
これに懲りず、またお寄り下さいm(_ _)m。
by tomoart (2006-11-05 22:25)